●全く参考にならない!?2021年オオニベチャレンジ準備編

全く参考にならない!?2021年オオニベチャレンジ準備編
リョウガシュラプネルのインプレ?と、ベイトリールのクラッチ返りを”超”簡単に防ぐ+1ポイント

魚以上に”道具”が好きな福岡AUX久池井が、長年憧れ続けたリールがあります。

それは

”リョウガ シュラプネル”

引用元:https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/bait_rl/ryoga_shrapnel/index.html

2015年にダイワからリリースされた、
ライギョや海外の怪魚と戦うための対モンスター用リール。

ラインキャパやドラグ性能に重きがおかれた反面、
重量や飛距離など分かりやすい”売れる要素”は控えめ。

今なおプレミア価格で取引されている先代”ミリオネアブラックシープ”から引き継ぐ
”銃火器を思わせる”重厚なボデイと、
サムレストの”上下逆文字”が放つ圧倒的な存在感。

毎年カタログを眺めながら『カッコいいなぁ〜、Fishmanロッドに似合うだろうなぁ〜』とは思いつつも、
普段あまりラインキャパを求められる釣りをしないこともあり
『決して安くない…というかめっちゃ高いこのリールで、一体何を釣るの?』という理性に阻まれること数年。

冬シーズンの全てを賭けて挑戦しているオオニベ後半戦前のクリスマス。
欲しくて欲しくて手が届かなかった”憧れのリール”を手にすることが、叶ってしまいました!

オオニベ戦でのメイン機Z2020と比べると飛距離は約2割減。
約120g増しとZ2020がスティーズに思えてくる重量感(笑)。

反面連動レベルワインドと相まったドラグの強さや滑らかさ、
キャステイングリールとしては1月時点で他の追随を許さないPE2号が450m巻けるラインキャパ!

オオニベは岸近くでHITするパターンも多いことに加え
1.5号300mや400mをなすすべなく出し切って行く
モンスター(推定160cm・30kgオーバー!?)も毎年現れることから
あながちやり過ぎでもバカには出来ないのではないかと思うところです。

MARINO106MHのキャスタビリティと相まって
基本は期待値以上に使えるのですが、
唯一気になる点といえば、ソルトでフルキャストし続けると
ブレーキシューの減りがかなり早く、
釣行後半でキャストが安定しなくなってくること。

開発に携わった方の記事も拝見しましたが、
元々10ft超えのロングロッドでフルキャストすることを
想定して作られていないので、これはしょうがないところ。

軽く振ってもぶっ飛ぶMARINOの懐の深さと、
リールへの”愛”でカバーしてみせましょう!

ぶっちゃけ太糸を沢山巻くならタトゥーラ400や
シマノのスコーピオンMDの方が安定して飛距離も出せると思いますので、
真似したい方には正直オススメしません。(財布とかが死にます。)

合わせてこのリールは淡水専用となっていますので、
私の使い方をダイワさんは推奨も補償もしておりません。
何か問題が起こってもに自己責任でお願いいたします。

ボルト穴から腐食が広がることが多い”マグネシウムボディ”の
ベイトリールに比べれば、アルミボディな分まだマシではなかろうかという判断です。

なんでシュラプネルを選んだかというと・・・

『憧れたタックルで、憧れたターゲットを釣りたい』というロマンですかね…。

毎年10番フライタックルでオオニベを狙い続けられている
フライショップ”ハーミット”稲見店長への憧れによるものも大きいところです。

普段、読んだ方が少しでも真似しやすいような記事を書くことを意識しておりますが、
ここまで読んで『やってみよう!』と思う方はまぁ多分いない(笑)と思うので、
今回に限っては好き放題やっていくことに致します。

まずは手持ちのリョウガベイジギングからスーパーハイギアを移植。
ハンドル一巻き73cm→87cmの大幅アップ。

廃盤から数年経って”新品で手に入れた奇跡のリール”の心臓部だけに、
正直”後ろ髪引っこ抜かれそうな”気分ですが、
ロマンタックルでドラマフィッシュを釣るために迷わず実行することに致します…。

合わせて家に転がっていた100mmロングハンドルに交換。

あと旧リョウガやZ2020でたまによく見かけるのが、
キャスト時に”クラッチ返りでリールが壊れた”という阿鼻叫喚のインプレ。

よくクラッチ返りを防ぐために『しっかりクラッチを切って、
必ずリールサイド(ハンドル)を上にしてキャストしましょう。』と言われるのですが、
これに加えてもう1つ個人的に気をつけているポイントがあります。

それは”キャスト時のハンドル位置”。

ダブルハンドルのキャスティング リールの場合、
必ずハンドルをロッドと”並行”にしてからキャストするという点です。

クラッチ返りの最大の原因になるのが、
キャスト時ハンドルにかかる遠心力と慣性です。

細かい説明は省きますが、上記のハンドル位置でしっかりリールサイドを上に向けてキャストすると
遠心力と慣性がハンドルをロックする方向に働くのでクラッチ返りが激減します。
(注:シングルハンドルのジギングリールの場合は当てはまりません。)

私の場合、数年前からこのポイントに気をつけるようにして以来、
クラッチ返りを起こしたことは一度もありません。

今回クラッチ返りがさらに起こりやすくなる”ロングハンドル”に換装しても皆無でした。

個人的な経験則で大変恐縮ですが、
もしクラッチ返りでお悩みの方がいらっしゃいましたら、参考になれば幸いです。

今後の方針としましては『毎シーズン最初のメーターオーバーを取るまではZ2020。
それ以降サイズアップを目指すならリョウガシュラプネル。』を基本に、
あとはメンテナンスローテや気分で使い分けようと考えています。

ロッドはもちろん昨年に引き続き、圧倒的なキャスタビリティと、
オオニベ相手でも安心のパワーを備えたBRIST MARINO106MH!

前髪しかないと言われるチャンスの神様に”アイアンクロー”かます勢いで、2021年もオオニベに挑みます!

■タックル

ロッド:BRIST MARINO 106MH(フィッシュマン)
リール:リョウガシュラプネルC3000H(ダイワ )
ライン:ピットブル4 #2号(シマノ )300m+150m
リーダー:グランドマックスFX #8(シーガー)
ルアー:撃投ジグ レベル 40g

■フィールド/宮崎県日向灘

■アングラー/久池井 明

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