昨年、ビームスローワーシリーズに長尺の8.6ftモデルが追加された。
それがBeams LOWER8.6Lだ。
シーバス、トラウト、メバルまで、幅広い適応力を持つこのロッド。
軽量ルアーが快適に使用できるしなやかさと、小型のシーバスのバイトもしっかりとれるティップを持ち合わせている。
前身の『Beams LOWER7.3L』とは
3gから投げられ、バチ抜けシーバス、本流トラウト、湖トラウト、汽水域などのトップゲームにて、軽量プラグを遠くの一点へと送り込める。
湖のミノーイングでのサクラマスやイワナなどの釣りも快適にできる。
このロッドは、なんといってもキャストが楽しい。
その秘密は均等3ピースではないということ。
短いバットセクションの上にすぐにジョイント部があり、このすぐ上から曲がるように作られている。
弱いがシャープなこのセクションは、軽い力で胴部よりも下を曲げることが容易なので、アングラーは軽いルアーでも簡単に綺麗なライナーが描け、気持ち良いキャストが簡単にできる。
これこそが恍惚キャストの秘密。
もちろんキャストが楽しいだけでなく、しなやかでありつつも張りのあるティップで吸い込むような微弱バイトも捉えられる。
また、想定外の大物が掛かっても強靭なパワーを持ったバットが力を発揮して寄せることができる。
魅力たっぷり Beams LOWER8.6L
Beams LOWER7.3Lに比べ、よりシャープになったが非常によく曲がる。
押し出し力が増幅し、飛距離アップに繋がった。
しなやかなブランクスは、ライトプラグのキャスティングにおいてほぼノーストレス。
3gまでのメバル用プラスから、ベリーにしっかりとウェイトを載せれば20gまでと幅広いルアーを活用できる。
もちろんキャスティングにとどまらず、ファイト時にもブランクスに恩恵を感じられる場面がある。
軽い力でスッと入るティップは、ほんの小さなショートバイトにも対応。
素直に曲がるベリーが魚にどこまでも追従し、ばらしを防いでくれる。
メバルのような小さなバイトを絡めとりながらも、ランカーシーバスとも戦える。
ロッド全体のしなやかさで細糸のブレイクも軽減し、無駄に魚を暴れさせず、最後はバットで寄せる。
この一連の動作を高次元で簡単にこなせてしまうのが8.6Lだ。
ローワー86Lを動画でチェック
昨日FishmanTVにて、86Lを使った東京湾奥バチ抜けシーバス攻略の動画が公開された。
東京湾奥のカリスマ、BlueBlue村岡昌憲氏と共に赤塚ケンイチがバチ抜けシーバスに挑む動画となっており、
①リバーウェーディングゲーム
②東京湾都市型河川
の2パターンで展開される。
バチパターンの基本的な誘い方、バチが少ない時のアプローチ法、合わせ方のコツなどを実釣を交えて解説。
軽いチカラで遠くへキャストすることが出来、非常に疲れにくい。
曲がるが強いという、Fishmanらしさが溢れた非常に使いやすくて楽しいロッドになっている。
とくに巻物の釣りにおいてはバイトを絡め取り、バレづらいティップが釣りを楽しくさせるはず。
ぜひこの性能を試していただきたい。
【スペック】
全長：260cm(8.6ft)
マテリアル：4軸カーボン
ガイド：Kガイドチタン+ステン
自重：167g
継数：3ピース
仕舞寸法：96cm
グリップ長：44.5cm
ルアーウェイト：5～25g
ライン：PE0.6～2号
販売価格：￥51,800（+税）
