動画で説明しているので、手早く理解したい方はこちらからどうぞ
今回ローワー8.6Lを持って、稚鮎を食べているセイゴやキビレを狙いに川に来ました。
昨年札幌のオフィスから送られていた8.6Lプロト。
その時はコノシロストロングパターンだったのですが、まさにこの時期、マイクロベイトに着いている魚を拾うように取っていく釣りに使いたいと思っていたロッドです。
タックルは以下の通り
リール:ジリオンSVTW
ライン:山豊テグス ストロング8 1.2号
ルアー:プガチョフコブラ
アルファスTW、アルデバランBFSを合わせると、このロッドの性能がもっと活かされることでしょう。
まさに、恍惚キャストそのもの
この時は風が強く、追い風に載せて投げています。
柔軟なティップであるということがわかります。
ライトと言いながら、かなり軽いルアーのキャスティングが可能です。
5gが普通に扱えます。
ロッドの解説文に、『キャスティングがしなやかなのにシャープという印象をうけるだろう。』とある。
本当にそうなのか?
今回は若干懐疑的にテストしました。
ベイトロッドは長尺になればなるほどソフトなロッドはだるさが出てきます。
ローワー7.3Lでそのだるさを感じていて、上宮のキャスティングのスタイルには合いませんでした。
その長くなった8.6はどうなんだろう?と思っていましたが、まぁやばかった!
「びっくりした!」というのが第一印象。
恍惚のキャスト性能と謳っているが、本当に恍惚のキャスト性能!まさに投げるのが楽しいロッド!
この後メッキ狙いにいったので3gのメバルルアーもOK。
飛距離もかなり出る。
シャープさも兼ね備えているロッド
シャープさという部分に関しては、この長さでこのライトアクションのロッドなので、ベイトタックルの場合直接バックラッシュに繋がってしまう。
しかし、今回のリバーキャスティングに関しては、初めて振るロッドで風が強い中にも関わらず、一度もバックラッシュしませんでした。
今回使ったジリオンSVTWのブレーキセットはバックラッシュしない程度に、最初確かマグネットブレーキに10段階中の後からスタートしました。
徐々に徐々に減らして、13g程度のシンペンだったら1で投げられました。
フィニッシュのティップのブレのなさに注目してほしい。
ベリー付近に不思議な感覚な張りを感じる。
このベリーの独特の張りがライトプラグを押し出す。
フィニッシュ直前のティップの曲がりでS字を描く。
この驚異的な粘りがリリース寸前までしっかりルアーを引っ張ってくれる。
柳の枝がしなやかに戻るような印象がする。
フッキングの時にもしっかり腰が効く。
軟らかすぎと感じるかもしれないが、しっかりバットがあって合わせが効くロッドです。
この日はセイゴ狙いでしたが、小さい魚に対してもティップが反応して、絡みつくように魚をとらえます。
初めてこのロッドを振ったときに感じたのが、旧ビームス76Lの再来だと感じました。
自己記録112cmのシーバス、25kgを超えるソウギョもキャッチしたのが旧ビームス76L
LOWER8.6Lはモンスターにも対応できる素養を備えた、旧ビームス76Lの流れをくむロッドです。
ライトプラグを遠くに届けて魚の引きを堪能したい方におすすめのロッドとなっています。