解禁直後の余韻も消え、魚の活性も上がりつつある4月。
新潟…特に僕の地元の上越地方は、まだ山に雪がガッツリと残り気温の上昇も合わさって雪代がガンガン出ている状況です。
気温の低い解禁直後とは比べものにならないくらいの水量と、山の土質によってはカフェオレ状態なんて沢も珍しくなく…その日沢の選択を間違えると釣りにならないほど(笑)
そんななかなか厳しい状況の中、特に濁りがある状況では普段とはちょっと違うアプローチをしていきます。
濁りを逆手にとって魚に近づく
渓流魚、というか魚類全般に言えることですが、当たり前の話で近づけば奴らは逃げます。
それは、魚が人間の気配を察知または目視できた場合で、それさえ避けることができれば近づいてアプローチが可能です。
特に水量が多く、濁りが入っていれば尚更イージーだと考えます。
まぁそんなことは言われなくても多くのアングラーが認知してることだと思いますが…。
投げる方向はダウン!巻かずにルアーを留める
ここからが重要なポイントです!
遡行しながらが多い渓流釣りだと、必然的にアップに投げてルアーを引いてくるというやり方が多くなるのですが、
あえてポイントの上流からキャストします。
そして、ここぞ!というピンポイントで留めて誘いをかけていきましょう。
ラインテンションをかけっぱなしで水の抵抗でルアーが潜行するのを感じながらその場で上下させるイメージです。
この細かい操作、ラインさばきをするにはポイントに近ければ近いほどやりやすくなるので、先に述べた「魚に近づく」ことが重要。
濁りが強い中でルアーの存在を気付かせるには、このやり方が意外と効率よく釣果も望めます。
オススメロッドは、しなやかに曲がるロッド
アップに投げながらガンガンと沢を上がっていく…。
そんなアクティブな釣りとは真逆を行く地味なやり方ですが、ハマると魚の反応も良く楽しい釣り方です。
そしてこの釣りは「かけ」に行くのではなく向こうアワセの方がバイトを取りやすく、高感度でパリッとした竿より全体的にしなやかに曲がるロッドが向いています。
というとまさにFishmanの渓流ロッドシリーズがバッチリハマるわけです!
この釣りを水の澄んだ場合でもやってみると面白いですよ!
川底から一気に魚が浮上してきて水中を漂うルアーを派手に咥えていくのが丸見えですから(笑)
【タックルデータ】
ロッド:Jointer×Fishman Beams blancsierra 52UL Equality
※発売元はWILD-1様です。詳しくはこちら
リール:STEEZ AIR TW (DAIWA)
ライン:FishmanPE 0.6号プロト
ルアー:刀舞50S (HAMESS)
エリア:新潟県
魚種:イワナ
アングラー:松野直人