こんにちは、京都の渡辺です!
春風にあおられ舞う花粉!?今日も全開の京都です。
さて今回はFishmanロッドを長らく使う中で、最も多用したモデルの中の一つのお話です。
実はBC-4の4本継よりも少しマイルドな、3ピースモデルBRISTがお気に入りだったんです。中でもかつてパックロッドブームを牽引したロッドの一つ「BRIST 5.10LH(ブリストゴーテン)」。僕の釣りで長らく活躍してくれた彼はBC-4が主流となる今、惜しまれながら廃盤となったBRISTモデルです。
主に淡水をメインに活動する僕ですが、以前代表のKenさんに「5.10LHのグリップをガングリップにしてはどうか?」とお話したことがありました。
バスや鯰のTOPアングラーさんがオールドリールなどと組み合わせたり…様々ルアーフィッシングを楽しまれるアングラーさんにもFishmanロッドを使ってくださればなぁと考えたわけです。
そこで、今回は「廃盤」になったということで、Kenさんにもお話しして自分で作ってみることにしました。
まずはグリップ探しから。色々な方から良いグリップがあるよとお話もいただいたり。自分でも探してみると「ヒトトキワークス」さんというブランドのウッドのガングリップがシンプルなデザインかつお求めやすい価格帯!
FUJIグリップの27パイ用のグリップがありましたので「これにしよう」と注文すると丁寧な対応ですぐに手元に届きました。
まずはグリップ部の穴の深さを計測しカッターで切り込みを入れコルクを剥がしとりその長さに合わせてのこぎりでカット。
付着したコルク等を削り取りグリップの穴と合わすと少しブランクの方が大きかったので、ど真ん中にくるように、穴が歪まないように…少しずつブランクよりも少しだけ大きくインパクトで少しずつ削っていきます。
削り終えたら、今度は接着。本来は「エポキシ接着剤」が正解ですが、今回は弾性強力接着剤を使いまんべんなく塗り込みグリップを固定!ガッチリと接着することができました。
ボンドがはみ出た分はすぐに拭き取り、綺麗に仕上げることができました。
Fishmanロッドのカラーやグリップの金属パーツは、どこかレトロ感を醸しだす色合いやデザインの為、オールドタックルをの組み合わせも良い感じに◎
今回のリールはオールドダイワの名作「ファントムST-15」。シルバーな金属ボディとFishmanブランクもバッチリ合います。
「ええなぁ・・これ(笑)」
こうして懐かしのオールドリールとの組み合わせで、いざ実釣へ!
5.10LHは元々扱いやすいショートロッドですが、個人的にはガングリップ化したことで手返しをはじめ、手首の可動区域が広がったことで操作性が向上した印象!
ブリストの独特のブランクの恩恵とグリップのショート化で一味違うフレーバーを纏ったカスタム誕生となりました。
鯰相手のTOPゲームでもその軽快な操作性は、ルアーアクションに連動!今まで以上にペンシルやポッパー等のルアーに生命を宿せるアクションになったんじゃないかと(笑)
オールドと合わせても釣りを楽しめる「ガングリップCUSTOM」。
自分にお気に入りとなっており、現行Fishmanロッドに加え、至近距離戦には今後も大活躍間違いなしのロッドとなりました。※カスタムは自己責任でお願い致します
【タックルデータ】
ロッド: BRIST5.10LH(Fishman)
リール:ファントムST-15(ダイワ)
グリップ:ヒトトキワークス
フィールド:京都
魚種:鯰
アングラー:渡辺明弘