4月に入り気温、水温ともに安定してきて人も魚も動きやすい時期になってきました。
新潟では高い山を源流に持つ沢や支流の多い沢はいまだに雪代の濁りと増水で釣りができない状況の沢もありますがそうじゃない沢も増えて週末になるとどこに行こうか迷うくらい状況が整ってきました。
ある日の釣行では目星をつけた3つの沢をハシゴしてきました。ターゲットはヤマメ、イワナ、ニジマスの3種類。それぞれの沢でそれぞれの魚を狙ってのランガン釣行です。
この3魚種を狙う場合、着くポイントがそれぞれ違うんですね。そして狙い方も異なってきます。今回は自分がやってるそれぞれの釣り方をざっくりと紹介していこうと思います。
まずヤマメですが、彼らはとにかく「流れ」に着きます。
分かりやすいのが「瀬」ですね。水深に関わらず瀬の中で岩や地形で流れの変化があるようはポイントが狙い目ですが、流れが早いとアップで釣る場合ラインさばきやルアーの操作が難しくなってくる場合があるので可能ならばダウンでルアーを流せるポジション取りをするようにしています。すると流す、止める、アクションの強弱がしやすくなります。
次にイワナです。彼らは着いてるポイントを「ピン」を狙い撃ちします。
トゥイッチを入れて魚にルアーを追わせる…魚の反応をダイレクトに感じられて見える魚が大きければアドレナリンが出るくらいで面白い瞬間でよね。しかし、口を使わず戻っていく魚、次のキャスト以降は全く顔を出さないなんて経験あると思います。
それをなるべく防ぐために魚にルアー追わせない釣り方が着いてるピンにルアーを入れていくというものです。分かりやすいのが反転流で、その流れを利用してなるべくルアーが水中にいる時間を長く取りしっかり見せる意識でルアー操作を行います。派手なアクションはいりません。流れに乗ったルアーはイワナのいるところへ自然と入って行くことで魚も違和感を持たず口を使う…そんなイメージです。細かなラインの出し入れも必要になるやり方なのでベイトタックルだと特にやりやすいですね。
最後にニジマスです。個人的に1番やっかいなのがコイツらで狙い所は「底」。
ヤマメ、イワナに関しては目で見える情報の中で定位するポイントを絞ることができますが、まるっきり水の中の情報は釣り人からは見ることはもちろんできません(笑)
また、着くポイントも流れの緩いプールからガンガン瀬、ストラクチャー絡みとどこでも定位するやつらです。が、川の流れは水面近くなるほど速く底に近くなるほど遅くなります。その遅い流れの底を狙うように、できれば変化のある地形を釣るのがポイントになります。ルアーを流してると水面の流れに対してラインの流れの速さが遅ければしっかり底をボトムをとれてなくても底付近をしっかり流せてるので1つの目安になります。
といういうような感じで、ざっくりですがAUX松野の渓魚の釣り分け3種の紹介でした。
色々と書きましたが、これは一例で私個人が釣りをする上で意識していることです。おそらく違う意見もたくさんあると思いますが相手は魚なので実際の正解は正直分からないっていうのが私の見解です。
しかし、何も考えずに釣りをするより自分なりの考えを持って魚を釣ると、1尾に対する価値観や満足度も変わってくるのでより釣りが楽しくなるのは確かです!
さて…そろそろ物持ちできるくらいのサイズが欲しいので、一発狙って気合いれていきます!
【タックルデータ】
ロッド:Beams blancsierra3.9UL LIMITED(Fishman)
リール:CALCUTTA CONQUEST BFS(シマノ)
ライン:PITBULL 0.6号(シマノ)
リーダー:ナイロンハリス 1.2号(山豊テグス)
ルアー:ハンドメイドミノー
フィールド:新潟県
魚種:イワナ ニジマス
アングラー:松野 直人
Beams blancsierra3.9UL LIMITED
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