夏場、良く通う磯場。
普段はキジハタ狙いをするフィールドですが、今年はギガアジの大回遊中。
これ、港でなく磯だったら、すげーデッケエ、ギガアジ通り越してテラアジも狙えるんじゃ?…と思った訳です。
いや、そもそも春に磯に上がった事がほとんど無い。ぶっちゃけ、自分にとって知った場所でも、季節が違えば、それは未知の開拓となり得るのです。
未知の開拓へ…ザックには2本のロッド
折角行くならアジもやる、ロックフィッシュも狙う贅沢な釣り。後は何か、デカいの居るんじゃ無かろうか?と、ザックに詰めたロッドは、「Beams Xpan7.10LHTS」そして「BC4 8.0MH」。
この2本があれば、ライトゲームから大型魚まで大体やれると思います。そして5g~10gのマイクロメタル、30~50gのメタルジグ、14gシンカーのワーム。これくらいあればルアーは十分、あとは現場で何とか工夫すれば良いかな…。
朝イチは予想通りのギガアジ乱舞。7gのメタルジグをエクスパンでちょい投げで、投げる巻くゴン!投げる着水ゴン!もうギガアジ要らない!!ってレベルの入れ食い。
あとは、何かデカいの釣れないかな…と、ロックフィッシュ狙いでワームを着けていたBC4-80MHをメタルジグ40gに付け替え、遠投してボトムタッチからのスロージギング。
朝日がそれなりに登った頃、唐突にそのバイトは来た。
着底して最初のリフト、それをカーブフォールさせてる最中、ガツっ!と硬質な感触、その直後、もう一回、『ガッキッ!』と、完全にフックを咥えたバイト。
ラインテンションを掛け、思い切りのフッキング。
その途端、バットまでぶち曲がる強烈な段引き!おぃい!80MHがここまで曲がったの、バンクーバーのキングサーモン以来だよ!
最初の数十秒~数分は、重く強い猪突猛進、底のシモリに突進する、その謎の巨大魚を押さえ込む!
とにかく重い!一回の段引きが凄まじい!この特徴あるファイト、もしかして奴か!?いやでもそれなら相当なデカブツだ。
一旦は根から引き剥がして浮かせた。
そのタイミングでFacebookのライブ配信を始め…
それでもまだまだ弱る気配は見せず…何度か根ズレもした、リーダーが心配だなぁ…
けど、こんなチャンスはそうそう無い!バラす訳にはいかない。
ドラグを調整し直し、指ドラグも駆使し、ロッドの曲がりでリーダーをいたわりながらも、強気のファイトで磯際まで寄せ、見えた魚体は一言で言えば…
「でっけええええ!」
スリットに押し寄せる波を使い、バットを支えながら、最後の勝負、陸揚げ…成功!
遂にずり上げた!巨大サイズのショアレッド!
ここまでデカい真鯛を磯でキャッチしたのは自身初の事。
撮影する手も震えました。
やはりここには、新たな地には夢があった!ザックにタックルやギアを詰め、磯場を歩き、冷たい波を受けながら、歩いた甲斐がありました。
パックロッドをメインに据えた釣り装備が、その真価を発揮してくれたと、自信を持って言える、そんな一匹でした。
【タックルデータ】
ロッド:BC4 8.0MH(Fishman)
リール : フルレンジPG left(tailwalk)
ライン:セフィアG5PE 2号(シマノ)
リーダー:HDカーボン70lb(DUEL)
ルアー:ドラッグメタルスリム40g (Duo)
フィールド:新潟県
魚種:真鯛
アングラー:西村 均
【着用アイテム】
帽子:アミュレットフィッシュ メッシュサンバイザー (オフィシャル通販限定カラー ベージュ)
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BC4 8.0MH
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