【初夏に狙う源流の住人】原種「ヒライワナ」を追って

時期は6月末頃、地元河川でも一部の沢にしかいないある固有種を狙ってきました。

それは「ヒライワナ」。

ご存知の方もいると思います。よく新潟の原種だといわれている種のイワナですが、実際は山形から鳥取あたりの日本海側まで分布されているといわれいる原種です。

特徴としては背中の虫食いがなく、ハッキリとした斑点、パーマークがなくて朱点が目立つ、ヒレの色が違うなど皆さんがよく知るニッコウ系とは明らかに違うとこがあります。

そんなヒライワナを求めて朝イチから入渓。

釣り始めるとポツポツと魚は出るものの混血らしいイワナばかり。これはこれで楽しいのはもちろんですが、やはり一目会いたいヒライワナ。

こればかりは狙ってとれる魚ではないので運任せ、縁があるとことを願いひたすら上ってひたすらピン打ちです。魚影は濃く、飽きない程度に魚からのアタックが続くなか、釣れる魚の特徴が狙いのそれに近づいてきました。

途中、尺上のいいサイズも出るもこれも混血…でもだいぶ血は濃い個体です。

要は上がるにつれ原種の血が濃くなって来たわけです。

次に出てきたのは尺足らず、しかし太い個体! コイツは…さっきの個体より血が濃い…狙いのヒライワナまであと少し。

そしてついに出てきた真っ黒の個体! サイズに釣り合わない存在感に見入ってしまったほどです。

狙いの魚が釣れたし、そこで目標達成のはずなんですが、もっと大きいのが釣りたい…なんて釣り人の意地汚い性格がやっぱり出てしまうんですね(笑)

しかし今回はここまで! 貴重な種がいる沢は、自分が死ぬまで大事にしていきたい…そんな気持ちで欲を抑え、フィールドをあとにしました。

【タックルデータ】
ロッド:Beams Blancsierra5.2UL Equality(Jointer×Fishman)
リール: カルカッタコンクエストBFS(SHIMANO)
ライン:PITBULL4 0.6号(SHIMANO)
リーダー:フロロショックリーダー 1.5号(ヤマトヨテグス)
ルアー:ハンドメイドミノー50SMD
フィールド:新潟県
魚種:イワナ
アングラー:松野直人

●Beams Blancsierra5.2UL Equality
※発売元はWILD-1様になります。
商品詳細はこちら→https://www.jointer.jp/product/detail/beams_blancsierra_52ul_equality/

Beams blancsierra5.2UL


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