【激流・車えびパターンとは】長崎県早岐瀬戸・西海エリアにてゼロからのシーバス探しの旅

皆様こんにちは。大分の梶原です。

最近は大分県も朝夜は比較的涼しく、少し秋の足音も感じるようになってきました。気温が下がるにつれて、これからハイシーズンを迎える地域も多いのではないでしょうか?

さて、今回は先日行ってきた遠征のお話し。以前から気になっていた長崎県の激流エリア、早岐瀬戸、西海方面へ足を運びました。

ワクワクのゼロからのシーバス探し

どちらも長崎県の大村湾の出入口となっている場所で、特に西海エリアは流れが速いと聞いていましたので(マップで見るだけで速いことは容易に想像できますが)、激流でシーバスを釣りたい一心で向かいました。

今回はノーガイド。ゼロからのシーバス探し。これが今までの経験とポイントを見抜く力が試されているようで面白く、ワクワクします。

大分からは大分自動車から長崎自動車道、そして西九州自動車道を利用し今回宿を取っていた佐世保市まで約3時間半。今回は佐世保を拠点に初日は早岐瀬戸、2日目は西海エリアをメインに回ってみました。

ゼロからのシーバス探し。Googleマップをひたすら見つめて、魚が居そうなポイントを探し、実際にフィールドでタイミングを絞り込んでいきます。

初日は早岐瀬戸のみを回り、地形変化のあるポイントや明暗部を集中的に攻めましたが、明暗部にてチヌをバラしたのみで終了となりました。明暗部周辺ではイナッコの姿を多く確認でき、期待もしていたのですが、今回は上手くアジャストしきれませんでした。

2日目は朝少しだけ相浦川を見た後に、再度早岐瀬戸で少しばかり投げたもののやはり上手くフィールド特性を掴みきれず、見切ることに。

そこからプラン通りに西海エリアへと向かったのでした。

実際に釣果が出るとすればナイトゲームだろうと考えていましたが、初場所故に駐車スペースやエントリーの仕方を確認する為、日中から下見。駐車スペースやエントリーの仕方に加え、ベイトの有無や種類、流れ方や転流のタイミングの下見も兼ねていました。

一通り確認した後、日中はひたすらフォルテンを投げて何か釣れないか?という感じのライトショアジョギングを楽しみます。日没までにキジハタとカサゴが遊んでくれ、これはこれで面白い釣りでした。

デイゲームで流れ方や流速を把握でき、おおよそ本命のナイトゲームのポイントは絞れた感じ。当たり前ではありますが、潮の流れはとてつもなく速く、本当に激流の海でした。

そう、この激流の海で釣りがしたかったんです。

日没後は潮が動き出すタイミングまでじっと海を眺めていました。

車えびパターン!?

そんな時に地元の方に話しかけられ、お話しさせて頂いていると、重要なキーワードを入手。ベイトは何と「車えび」とのこと。車えびパターンとは正直聞いたことも無かった為、どんなルアーが有効なのか?全く分からない。

そして、潮が動き出す頃に釣りを開始。絞っていたポイントでシーバスをまさかの目視で確認できました。そして、車えびパターンがどんな釣り方か分からずにキャスト開始。

それなりにシーバスはいると思われる為、キャストしてればそのうち‥と考えていたが、バイブ、シンペン、ミノーと全く反応が出ない。やはり、初場所は甘くない…。

時間の経過と共にいつしか手前まで潮がかなり効いてきました。そうするとボイルが多発。1つ手前で潮が走ると驚く程に活性が上がることは分かりました。

スイッチが入るタイミングはこれなのだろうなと感じます。そして、この潮走った時に起こるボイルを良く観察していると何やらベイトが逃げている。

「これが車えびなのか!」とわかり、ボイルに焦らず、車えびの泳ぎをじっくり観察。

シルエットは割と細い、そして表層を逃げる。泳ぎはスーッと真っ直ぐな泳ぎで追いこまれると、ルアーで言えば「ダートするような横に抜けるような動き」を出すことが分かりました。

そこから、まずはミノーにトゥイッチを入れてダートさせてみるが無反応。

これでもないのか?一体どうすれば?

…熟考した後に試したのは、細身のBlooowin!125F-Slimを潮に乗せてほぼ巻かずに漂わせるようにすること。

よくよく考えてみれば、いくらスイッチの入ったシーバスとは言え、追って食うより、簡単に捕食できる方が好きなはず。

車えびを観察した限りウォブリングのような動きは無かった為、極力アクションが出ないようにコントロールしながら、潮の中を漂わせる感覚でアプローチをかけてみると急に水面が割れます!

これで合ってそうだ。

微調整を繰り返し、アプローチを繰り返すと2発のミスバイト。そして遂に4度目のバイトをフッキングに持ち込めました。

感想としては「めっちゃ引く」。この激流で生活しているからなのかシーバスってこんなに引く魚だった?と思える程に強烈に引きます。

慌てずにいなしつつ、Comodo7.5Hを使用していた為、抜き上げでキャッチ。

Comodo7.5Hを今回使用したのはシーバスがある程度いることを想定していました。場を荒らさないように、いかに素早くランディングするか?を考えたところ、ネットを極力使用せず抜き上げキャッチが良さそうだと考えていたこともあり、パワフルなロッドであるComodo7.5Hの使用となった訳です。

他機種も何本か持って行ってましたが、やはりこれを使って正解でした。

サイズは計測していないが、もうサイズよりも初場所でシーバスに辿り着いたことが何より嬉しかったですね。

再現性があるだろうか?と思い、もう一本追加を狙ってみることに。

そして同じやり方でもう一本追加。

ややサイズダウンしたものの何となくですが、車えびパターン攻略が見えてきた気がしましたね。

この一本で満足し、翌日は少しばかり佐世保の街をぶらっと歩いてみました。佐世保駅でお土産を買ったり、日本一長いらしいアーケード歩いて、佐世保名物の一つであるレモンステーキを食べてみたり。いつもとは異なる景色を歩きながら眺めるだけでも十分面白く、普段の忙しさを忘れることができました。

釣り抜きでも一度観光で訪れたい、と思えるような素敵な街。

早岐瀬戸で一本獲りたかった気持ちもありますが、本命視していた西海エリアで2本のシーバスをキャッチできましたし、少しでしたが観光も楽しむことができ、良い釣り旅となったように思います。

西海エリアはかなり好みの流れでしたので、また今年中に何度か通ってみたいと思えるフィールドでした。時間さえあれば、すぐにでも…。

帰りは高速のSAに寄りながらショッピング。本当に楽しい釣り旅でした。

【タックルデータ】
ロッド:BRIST comodo7.5H(Fishman)
リール:エクスセンスDC(SHIMANO)
ライン:レジンシェラー2.0号(山豊テグス)
リーダー:フロロショックリーダー 30lb. (山豊テグス)
ルアー:Fallten40g(BlueBlue)/Blooowin!125F-Slim(BlueBlue)
フィールド:長崎県
魚種:シーバス
アングラー:アングラー:梶原利起

【着用アイテム】
ベスト:ゲームベスト+ウエストサポーター+メジャーケース(Fishman)
→https://www.fish-man.com/gamevest.html

BRIST comodo7.5H


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