明けましておめでとうございます!
フィールドテスターの高木です。
昨年末ついに…追いかけ続けてきた記録的なサイズのアカメを手にする事ができました!
全長137cm、推定約40kgオーバー。
そして、この魚をもってショア・オフショアからキャスティングで「夢」を追うアングラーのためのロッド「BRIST新シリーズ」の最終プロトが完成!
コンセプトは、ショア、オフショア兼用のベイトキャスティングでビッグプラグを用いて大型の魚を魚を狙うというもの。大口径リールと太糸使用を考慮したガイドセッティング、ファイト時や指レベルワインドの際にアングラーをサポートするフロントグリップを搭載しました。
今回のプロトは、2~9oz程度のルアーの使用を想定してチューンナップされたモデル。6oz程度のルアーが最も使いやすい調子にはなっていますが、2oz程度のルアーから快適に使える仕様に仕上げてあります。ベイトや状況に合わせて幅広いサイズのビッグベイトを使用して組み立てていくシーバスゲームの中で、現状選択肢に挙がる一通りのルアーを1本のロッドでキャストでき、かつアクションが可能なモデルになっています。
昨今、主流となるビッグベイトゲームはアングラーがルアーを操作して魚に仕掛けていくというスタイル。優秀なビッグベイトが数多く開発されると共に、それを意のままに操れるロッドが求められてきました。プロトロッドは操作性に優れたブランクは勿論、ロッド全体の重量バランスも秀逸です。さらに、8ft5inchというレングスはオカッパリにおける様々なシーンやフィールドに対応しつつ、取り回しを損なわないギリギリのレングスに設定してあります。
そして、この新シリーズ開発時に最もこだわったのが、Fishmanのブランドコンセプトでもある“0バックラッシュ”。
これはオフショアキャスティングにベイトタックルで挑戦する上で絶対的な課題でした。風に晒され、動き続ける船上でのバックラッシュは次なるトラブルへと繋がります。不安定なコンディションでも大型ルアーをしっかりと背負い空気抵抗に負けずに弾き出すハリを持たせたことで、バックラッシュを極限まで減らすとともにルアーのアクション時にも最適な調子を出すことができました。
また、記録級の魚と対峙したときに求められるクッション性にもFishman独特の調子を活かしています。しっかりと曲がり込むことでバレやすいモンスタークラスのスズキのエラ洗いをいなし、アカメとのファイトでも針の曲がりやラインブレイクを阻止することができます。実際、モンスターサイズのアカメとのファイトにおいて杭や橋脚を交わす強引なやり取りを強いられたにも関わらず、フックの曲がりは殆ど無く結束部やリーダーへの負担も最小限に抑えることができました。勿論、大型魚とのやり取り時にしっかりと魚の位置や進行方向を把握し、引きを制御するバッドパワーは備えています。
10kgクラスの青物、モンスターシーバスやアカメに照準を定めた「BRIST 8.5XXHプロト」
ぜひ、期待してお待ちください!
【タックルデータ】
ロッド:BRIST 8.5XXHプロト(Fishman)
リール:タトゥーラ300xhl(daiwa)
ライン:fulldrag 8号(YGK)
リーダー: oceanrecord 100lb(VARIVAS)
ルアー: klash ghost(DRT) /フック: bkk 63 #2/0
フィールド: 高知県
魚種:アカメ
アングラー:髙木響