昨年、2022年の新潟の梅雨は悲惨だった。
梅雨入りしました、梅雨明けました!この間、僅か3日!降った雨はゼロ。当然、鮎の生態はえらいことになってしまい、その後、秋の落ち鮎まで不発に終わった…
そして今年。久々に、まともにそれなりに雨が降ってます。が、梅雨入りまではカスッカスで、川の水量はどんどん下がっていってしまった。
そんな中でも、毎日川に通って、水温計を投げ、流量を観て、そしてとあるピンで、そいつを目撃した…。でかいスズキが、ちょこんとしたポイントで、ゆったりまったりステイしてたのだ…。
が、まぁ、今投げても多分喰わない。あれはただボーっとしてるだけだ。投げるなら雨のタイミングだ。
それから3日、毎日そいつを眺めに行き、ついでに闇夜のピン撃ちキャストを練習する。数年前、リプラウトで捕った、あのモンスターの時と同じシチュエーション。神経がひりつくような3日間だ。
そして降った雨。チャンスは今夜だ。
ビームスクローラ83L+に付けたTKLM。対岸のボサとコンクリ岸の境目に掛かる、僅かな明暗。その明暗の可能な限り奥の奥へルアーを“スッ”と撃ち込む。で、「チョン」とアクションさせ、水中へ水噛みさせて流す。
ドン!と明確なバイト、と同時にバットに荷重!一気にボサからひっぺがす!
強烈なエラ洗いをいなし、広い所まで誘導し、あとは楽しいファイトの始まりだ!
ボガで摘まんだそいつは、狙い通りの今季最初のデカブツ。
満足、納得、そして自身一番得意な釣り方でのキャッチ。その夜は酒が大変美味しゅうございました。
【タックルデータ】
ロッド:Beams CRAWLA8.3L+(Fishman)
リール : クロナークMGL left (シマノ)
ライン : ピットブル4 1.2号(シマノ)
リーダー:HDカーボン4号(DUEL)
ルアー: TKLM9/11(タックルハウス)
フィールド:新潟県
魚種:スズキ
アングラー:西村均