5年ぶりとなる鹿児島遠征

皆様こんにちは。大分の梶原です。

今回は鹿児島に遠征して来ましたので、そのお話しをさせて頂きたいと思います。

鹿児島は過去何度も訪れた経験がありますが、近年はコロナ禍の影響や仕事の兼ね合いでなかなか時間が取れず、実に約5年ぶりの鹿児島となりました。

一言で鹿児島と言っても広く、大きく分けても大隅半島、薩摩半島とあり、今回はこの薩摩半島エリアが中心。3泊4日で遊びに行ったのですが、この時間では鹿児島の極一部のフィールドに立てる程度の時間しかありません。様々なフィールドがある鹿児島ですが、今回は河川上流エリア〜河口付近までに狙いを絞り、地元テスターのたなしんさんやこばっち君ガイドで楽しませて頂きました。

初日は夜に現地に到着し明暗撃ちを2ヶ所、深夜3時頃まで頑張りましたがセイゴのバラシのみで終了。

翌日は今回の遠征で唯一河川を変えた日で、一気に移動し、錦江湾奥エリアのデイゲームチャレンジ。河口部〜上流エリアまで数ヶ所ランガンしながら魚を探すも残念ながら、ノーバイト。過去1、2度訪れたことがある河川でしたが、甘くはなく洗礼を受ける形となりました。

状況的には水の透明度が極めて高く、少し濁りが入れば良い釣りできるのではないだろうか?という印象。気を取り直して、再び今回のメイン河川へと戻り、ナイトゲーム。このナイトゲームでは流石にそろそろ魚を出したいと思い、過去実績がある下流エリアのポイントへとエントリー。

地形変化とイナッコが絡むオープンエリアのポイント。ここに腰を据えて粘ることを決め、全力で魚を出しにいきます。飛距離は必要なポイントなのですが、バックスペースに余裕が無かった為、VENDAVAL10.1Mは少しキツイ。そこでVENDAVAL8.9Mを使用。また以前鹿児島のアングラーの方がここはNarage65が良いと聞いていたことがあり、郷に入れば郷に従えと言う事で、素直にNarage65で広範囲を探っていくことに。

すると、さほど時間を要せず手前のベイトが溜まっている所でヒット!

僕の前に横たわった魚は久々の鹿児島シーバス。約5年ぶりに鹿児島のシーバスに出逢うことができ、嬉しさが込み上げます。

そこからルアーをイナッコパターンに合わせて、アイザー100Fプロトにチェンジ。アップクロス〜ダウンでルアーをドリフトする作戦に。チェンジして、すぐに水面が割れヒットするも残念ながらバラシ。

気を取り直して、少しずつ投入点を変えながら、流していると再度ヒット。2本目のシーバスキャッチとなりました。

いつもの自分の釣りが鹿児島でも通用したことが嬉しい1本です。

そこからは何も無い時間が続き、潮位がどんどん落ち、気づけば干潮前。もう一本獲りたい、そう思い、ルアーをTRACY15にチェンジし、干潮前の最後の川のひと流れに賭けます。TRACY15をロッドを立て、一定のレンジをキープさせ、敢えてアクションが出ないようスローでシンペンのように使用。

すると、干潮前の最後の流れでもう一本ヒット!最後に出た魚がこの日の最大サイズ。粘った甲斐があった…そう思える一本でした。

翌日は同じ河川でのデイゲームへ。しかし、本命視していたポイントには先行者が…。

次に考えていたポイントにも先行者で、どこに入ろうかと車を走らせていると、本当に何となく目に止まったポイントへ。流れの筋が射程距離に入っており、まさに直感的なポイント選択。

大型トップで釣りたいなと思っていた為、タックルもチェンジし、ロッドはMARINO10.6MH、リールはタトゥーラ400。

こちらは大型トップをフルキャストできるロッドで、飛距離も必要なポイントの為、このタックルセッティング。

投げたルアーはガボッツ150とガチペン160。この2つをローテーションさせながら、沖の流れを重点的に狙います。

タイミングは下げ止まり直前。潮止まりまで時間がなく、集中して投げていると何の前触れもなく、突如として水面に水柱が立つド派手なバイト!慎重に寄せた魚はヒラスズキでした。

とにかくバイトシーンが強烈で、記憶に残る一本。デイゲームでも痺れる一本に出逢えたように思います。

その後、迎えた夕マヅメは上流エリアで釣りをしてみることに。上流は個人的には最も得意にしているフィールドで、経験も多い為、魚が着きそうな場所は分かっているつもりです。

入りたいポイントは何ヶ所もあったものの、日没まで1、2時間程度しかなく、結局1ヶ所駐車スペースからすぐ行ける瀬周りへと入ります。

周囲は山に囲まれ、美しい水が流れるフィールド。この自然豊かな景観を眺めているだけでも心が洗われるような感覚。ビギナーの方や都市部で釣りを普段やっている方であれば、ここでシーバス?と思えるようなポイント。

残念ながらここはノーバイトに終わるも、美しい景観の中で釣りができただけでも十分満足。

日没後はナイトゲーム。実績のある前夜と同じポイントに入ります。下げがしっかりと効き始めてから釣り開始。前夜と比較すればイナッコの量がやや減少していたものの、この夜もNarage65で2本キャッチ。

大満足で切り上げたものの、デイゲームの大型トップの水柱が立ったバイトシーンが頭から離れず…少し車で仮眠し朝マヅメに案内されたポイントに入ります。

オープンエリアで粘って粘って投げていると、手前のブレイクからガボッツ150にバイトが出たものの、これは惜しくも乗らず。このバイトを最後に今回の遠征は終了となりました。

3日、4日ではとても時間が足りない。

これが今回の率直な感想。やはり、しっかりとやるなら現実は難しいけれど、最低2週間程度は欲しいと思えた鹿児島遠征。そう思わせてくれる程に多様なフィールドを有し、魅力的な釣りがある。ほんの一部を垣間見たに過ぎないですが、改めて鹿児島の魅力を味わえた時間でした。

正直、すぐにでも行きたい。そう思わせてくれる魅力溢れる鹿児島。皆様もいつか一度は足を運んでみてください。

【タックルデータ】
ロッド:BRIST VENDAVAL8.9M/BRIST MARINO10.6MH(Fishman)
リール:TATULA TW 400XHL/MORETHAN PE 1000XHL−TW(Daiwa)
ライン:レジンシェラー2.0号(山豊テグス)
リーダー:フロロショックリーダー30lb. (山豊テグス)
フロロショックリーダー40lb. (山豊テグス)
ルアー:Gaboz!!!150/Narage65/AIZAR100Fプロト/TRACY15(BlueBlue)
フィールド:大分県
魚種:シーバス
アングラー:梶原利起

【着用アイテム】
ベスト:ゲームベスト+ウエストサポーター+メジャーケース(Fishman)
https://www.fish-man.com/gamevest.html

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