こんにちは。京都の渡辺です。
近年には珍しく、連日暖かい日が目立った2月。
暖冬ではありましたが、まだまだ冬を引きずる今日この頃。三寒四温を経て少しずつ春に近づく中、暖かかった気温から一変、冷たい雨が降ったそんな日の夕方。ある川に立ち寄ると…
「おやっ?」
ささ濁りの水の中、上流から流れてくる植物やゴミを数多の鯉たちが水面でパクパク。「これはいきましょう」…と(笑)ロクテン片手にいざアプローチ開始です!
こういう状況は雨後に天然下で起こるパターンの一つで「流れもの」=植物、野菜、ゴミ等を捕食するパターン。通称「ゴミパターン」。
流れモノをイミテートさせた、ポッパータイプのルアー「ポトラッシュ」を流れに乗せ、流れモノを模してアプローチしていきます。
ドリフトさせると、上ずるカープがルアーを発見!
……………「バクッ!」
マッチザベイトがどハマり(笑)
狙いすました戦略にて複数爆発となりました。
魚の活性は高そうなので、今度は鯰を探していきます。
狙うは両岸のゴロタブレイクが絡むストレッチ。鯰をストックできるシェルターの役割と魚道にもなるホットスポットです。
辺りを観察してみると、足元のブッシュカバーから鯰らしき捕食音が!間髪を入れずにタイトアプローチすると…
…………「パスッ!」
足元のブッシュ内で小魚を捕食していた鯰がバイト!
嬉しい出会いとなりました。
そして夕方の捕食タイムを狙い、更に対岸カバーへタイトアプローチ。BC4 6.10MXHプロトでのキャストが決まる心地良い距離感です。
ロッドをあおり下捌きのポッピングも、グリップのショート化で操作性が向上。ついでに言うと、ペンシルやポッパーなんかも手返し良く攻める事ができます。
ブレイク辺りでいきなり水面が割れ、激しく出てポトラッシュが引きずり込まれた!その後、流芯に入ったその重量感に大物の予感。魚の引きに流れの抵抗がプラスされ、ファイトは非常にスリリング。
「こいつは絶対獲る!」
ラインテンションを緩めず強引にファイト。ロクテンのロッド長とパワーは、こうした不意な大物とのやり取りにも完全対応してくれます。ティップが入りベリーでコントロール、そしてパワフルなバットは頼もしい限り。
ランディング箇所の見積もりも済ませ、ロッドでコントロールしついにランディング成功!
現れたのはブラックボディのモンスター!ボテボテの75センチ!まさにランカー鯰その人でした。
失敗のできないファイトを制したのは相棒ロクテンとポトラッシュ、そしてジリオンSVTW。ちなみにこのリール、初速とブースト効果は鯰釣りでもハマりますね。
という訳でBC4 6.10MXHプロト、良い感じに仕上がってきております。完成までもうしばらくお待ちください。
【タックルデータ】
ロッド:BC4 6.10MXHプロト(Fishman)
リール:ジリオンSVTW5.5(DAIWA)
スタードラグ(ゴメクサス)
ライン: フロッグデュラセンサー4号(DAIWA)
ルアー:ポトラッシュ(疑似餌工房彩✕しみりゅうDesign✕いきもの掛かり)
魚種:ナマズ、コイ
アングラー:渡辺 明弘