現役釣具店スタッフが解説「オフショアベイトキャスティングに役立つ小ネタ」3選!

こんにちは!神奈川の引本です!

最近オフショアゲームでベイトロッドを使用する方や、やってみたい!という方のお話をよく聞きます。そこで!今回はオフショアベイトキャスティングで自分が実践している小ネタをご紹介!

1:太いリーダーを結ぶ時に使えるアレ

オフショアキャスティングと一括りにしても、魚種は沢山いるし、投げるルアーの大きさ・重さもバラバラです。

神奈川エリアのシイラ・カツオなどで使われるナイロンリーダー40~50lbは手でノットを組むことはできますが、キハダマグロなどの大型魚になると80lb以上100lb越えの太いリーダーになります。そこまで太いと正直、手で組むのがしんどい…、力が足りない…、組めてもちゃんと組めているか心配…と思う事が多いと思います。

その時に登場するお助けアイテムが「メンターム」です!

薬局などで売っている切り傷や肌荒れに塗る軟膏で、これをノットの締めこみたい所に塗ってから締めると…なんとびっくり!100lb以上のリーダーが手で楽々締め込め、結束部分もちゃんと締められている半透明に!これでノットの不安も解消できます!

2:グラグラの船上でキャストを安定させる心得!

大海原を前に船の先端に立って、さぁキャスト開始!だけど、ミヨシ(船の前方)は1番揺れが強く、キャストが安定しない…、フラフラで投げたら鬼バックラッシュ!?…など、足場の不安定はベイトキャスターには最大級の敵ですよね。

少しでも安定させる方法として、自分が意識しているのは“足の位置と膝の柔らかさ”です。

まずは足の位置。その乗る船やボートによりますが、ボートの場合立っている場所にロープを括り付ける金具や落ちないようにする柵があり、その金具に足をくっつけるイメージで安定させるだとボートの足場は安定します。

遊漁船など大きい足場で柵も足を絡められないような場合は、揺れ方に対して横を向き右投げの場合、右足をそのまま引き左足を投げる方向に向けます。イメージはガニ股打法ならぬガニ股投法。この足の位置では左足で波に乗りあがった船首を左足で吸収して右足で踏ん張ることができます。

どちらの場合も大事なのは膝の柔らかさ。膝の柔らかさで揺れを受け流す事で、下半身は動くけど上半身は動かずキャストが安定し、バックラッシュも軽減します!感覚としてはシーソーの真ん中に立って、膝を交互に曲げて耐えるような感じ。

この感覚を身につければ荒れた時でも安心ですよ!

3:いつもの投げ方ができなくて飛距離が出せない!→大事なのは手の使い方!

ボートでのキャスティングや後ろに障害物がある時のキャストでは、オカッパリでキャストする時よりロッドを曲げられず飛距離が出ない時があります。

乗り合いの船などの船上キャストは、船からルアーを出してしまってそこからキャストしたり、後ろを確認しながらゆっくりルアーを持っていき、そこからキャストとなる場合が多い。勝手が違うんですね。

その場合に自分が大事にしている事はリールに近い手とは逆の手。いわゆる引き手です!投げたい方向に向かうように“早く強く引くこと”が重要です。その時に力んで両手で振るという事はしないでください。バックラッシュやキャストが不安定になります。引き手は強く引く…ですが、リールに近い手は引き手よりワンテンポ遅らせる事がコツです!

そうする事で力の入力はされつつ、支えている手が遅れている事で支えになり、リールより上のバット・ベリー部分がつの字に曲げる事ができ、テイクバックが無くても飛距離を出しやすくなります!

以上、3つの小ネタを解説させて頂きました!反響があれば次はジギング編を書きます笑

それでは良いオフショアライフを!