現役釣具店スタッフが解説する【ラインに関する小ネタ】2選

こんにちは!神奈川の引本です。

釣りの必需品「糸」。自分と魚を繋ぐ存在だからこそ、私がこだわって欲しい釣具のひとつです。そこで職場でもライン担当である私がちょっとタメになる!?小ネタをご紹介致します。

1.スプールの空転が激減!ベイトリール直巻きの極意

ベイトリールでよくある糸巻き量のPE1.5号200mや2号200mのスペック。糸をピッタリ巻きたいけど、直に巻くと滑って空転が怖い…。良い魚が掛かった時に空転なんて残念過ぎます。

空転を防ぐ方法として、少しでいいのでナイロンなどの糸で下巻きしてから巻きたいPEを繋ぎ、滑り止めとして下巻きを入れる方法がメジャーです。…が、他の糸を入れたくないメインラインしか巻きたくない!という方にオススメな巻き方が「輪っかを作って巻く方法」です。

手順としては以下の通り。

1.リールのサイドプレートを開けてスプールを取り出す

2.レベルワインドに糸を通し、開いてるサイドプレート側から出す

3.糸を1ヒロ取り、端を本線にユニノットで結び大きな輪っかを作る

4.スプールに輪っかを引っ掛けて指で抑えて、両端に残った輪っかを巻き付ける

5.本線を引っ張りスプールに結び付ける

6.スプールを元の位置に戻し、サイドプレートを戻す

これで完成です。お互いの両端の糸がスプールを固定するので空転しにくいという原理。

自分はこの方法でほとんどのリールを巻いていますが、空転した事はありません。是非お試しを!

2.FGノットの結び目は小さく!そして強く!

ルアーマンの登竜門「FGノット」。

ただし、ベイトタックルにおいてのFGノットは結び目が天敵です。レベルワインドやガイドにカツンッと引っかかって飛距離が落ちたり、最悪な場合高切れという結果になります。それを防ぐには結び目を小さくすると改善されますが、小さくすると強度が心配という方は多いと思います。

ベイトタックルにおいてのFGノットで大切なのは「抜き」と「炙り」。

編み込みが終わり、締め込む時に編み込み部分が長くなるという現象が起きます。それを見過ごさずに伸びた部分を摘んで余分な部分を「抜く」。

本線とリーダーをまとめてハーフヒッチで編み込だ後も余分な部分を抜く!本線にハーフヒッチを組んだ後も抜く!そうする事でノット自体はかなり小さくできます。上手くできている時はノット全体が半透明になります。

そして、「炙り」。本線とリーダーを編み込んだ後の余分なリーダーの端を切る時、本線に編み込んだ後のPEの端を切る時にどれだけギリギリまで余分なく炙れるかが重要。特にリーダーの端を炙る時は長い状態で炙るとダマが大きくなってしまいむしろ高切れの原因になってしまったり、炙るのが甘く余分な所が残っているとそれがレベルワインドに引っかかってしまいます。

この「抜く」「炙る」を意識するとストレスなしのFGノットが組めます。

以上!2つを解説させて頂きました。糸に関しては沢山あって長くなるので今回はここまで!

詳しく聞きたい!糸の巻き方実際に見てみたい!という方はお店でお待ちしております!