ハイサイ♪沖縄の照屋です!
今回は僕と同じように困っている方もいるであろう問題にメスを入れる回。
僕の愛機、オシアコンクエストリミテッド301で唯一ストレスを感じていた重いスプールのレスポンス問題。300番のパワーは欲しいが、良く使う20g前後のルアーを使うとスプールの立ち上がりがややもたつきストレスを感じていました。
長さのあるものか、反発力の強いロッドを使えばスプール立ち上がるエネルギーは得られるものの、好みのしなやかなロッドでは不十分で、300番のリールを使う際は5.10Hや6.10XHなど張りの強いロッドで補っているのが現状。
そこで思いついたのが、カルカッタコンクエストMDの一巻き101cmのXGギヤを組み込み、一巻き85cm前後になるよう糸巻き量を減らすということ。そうすればライン分のスプール総重量の軽量化と小径化で初速のレスポンスも上がり、ストレスだったルアーウエイトが使いやすくなるのでは無いか?…と妄想するも、ネットやYouTubeで旧コンクエストと新コンクエストMDのギヤ互換についての案件は見つけられず。。
となれば、手持ちのリールをバラして自分で検証するしかない!と組み込んでみると…バッチリ組み込めたではありませんか!
そうなると不安要素は、魚を掛けてからの強度とXGギヤのトルク不足を糸痩せの状態でHGギヤに近づけられるのかどうか。ラインが減って小径になるほどリールは巻く力とドラグが強くなる。つまり、XGギヤだからこそできる逆転の発想です!
「ベイトリールはついに時を操る時代へ!!」と、中二病をこじらせながらテストする相手の魚は浜のダンプカータマン以外考えられないでしょうと海へ繰り出します。
予定があったので実釣は朝イチから3時間のみ。海水温は朝イチから生ぬるく、8月に入りシャローに上がってくる魚が少ないのかいまいちな状況。とはいえ体力ある個体は居るはずだ、と潮の流れのあるシャローエリア中心に探り3時間で1バイト1キャッチ。
ドンッ!!と衝突したようなバイトにトルクフルな引き味、長さに比べ体高のあるパワフルなタマンでたまんないっ!
で、気になるリールですが、不安要素だった強度とトルク不足については問題なし!ただし、糸巻き量減らしたとはいえHGギヤよりは若干不足しているが十分戦えるといったところ。
PE3号を200mストックして一巻き88cm、HGギヤの一巻き83cmの巻き取りスピードよりも速くなっているので、様々な状況下で使い勝手はUPしたのかなと。
また、スプールのレスポンスについては今まで合わせていた6.10XHを使用、張りの強いロッドでしたが今までこのタックルで扱っていた下限のストライクエヴォルーツ120SF22.5g(フローティングミノー)が、ブレーキブロック2個でキャストできていたのに対し、1個でも安定して飛距離が上がったので効果はアリかと◎
そして待望の予約開始されたばかりのBC4 6.10MXHに重いスプールまで快適に使えるポテンシャルはあるのか、期待度が高いだけにドキがムネムネしますね!早く試してみたいものです。
一つの手法として今回試したように愛着あるリールのギヤを交換してもよし、XGギヤ搭載機のラインキャパをコントロールして使うのもアリだなと感じました。
そしてお気づきの方もいらっしゃるでしょう。なぜワタクシはブレーキブロックも無いオシアコンクエストリミテッドをわざわざ他のリールのブレーキつけたりギヤに変えたりしてキャスティングで使用しているのか。。
その答えはただ一つ。「色がカッコいいから」
ロマンティックが止まらない!…なお、タックルの改造はあくまで自己責任でお願いします。最後までお付き合いありがとうございました!
【タックルデータ】
ロッド:BC4 6.10XH(Fishman)
リール:OCEA CONQUEST LIMITED 301HG(SHIMANO)
ライン:Tanatoru8 3号(SHIMANO)
リーダー:船ハリスフロロ12号(DUEL)
ルアー:REVO ROOK99HS(BLAZEYE)
魚種·ハマフエフキ(タマン)
地方:沖縄
アングラー:照屋聖太