にしにしの秋、落ち鮎の秋【第一話】

死ぬ程暑かった夏も過ぎ、ようやく酷暑の地元新潟にも秋の風が吹き始めた頃。

ヤツが来た…。

そう、ヤツとは… 落 ち 鮎 の 気 配 !

これを待っていた…!

年イチのチャンス、特大のモンスターシーバスを、正に狙って捕れるシーズンだ…。

今年は初夏から続いた猛暑で鮎は一体どうなるかと思ってたけど、それなりに雨は降った為、河川の鮎は元気だった。

今年も期待できるだろう…と思っていたら皆様ご存じ、今年は残暑のほうが酷かった。

いつまで経っても水温は落ちないし暑いし…。鮎は婚姻色に色づいてはいるが、産卵行動を起こす気配はいつまで経っても無し!

これ、一体どうなるんだろうか…。まるで読めない状況になったのでありました。

で、いい加減残暑が続いたある日、結構な雨量で降った日があった。

朝、目が覚めると外はざんざん降り。これは釣れる!…と、普段の2424なら思っただろうが、なぜかこの日は、お布団の中で「こら釣れんわ、寝なおそう」…と寝なおしたw

そして目が覚めたら夜だった。寝すぎた。寝る子は育つ!!

そして目覚めの瞬間、「今なら釣れる!絶対だ!!」という、なんとも不思議な感覚があった。ガッバー!と飛び起きた。

そこでSNSで、朝は寝なおしたが今は釣れる予感がする、と、釣果を予告して出掛けたのであった…。

現場は中流域、水量だくだく、流速は激速。

一瞬で解った…こら釣れる。

そんな激流と化したフィールドで選んだのは、BRIST comodo7.5Hとアンバサダー5601C4ハイパーウインチ、そしてi-slide185SW。いつもこんな荒れたシチュエーションで活躍し、いつもランカーを仕留めてくれるタックルだ。

いつもの立ち位置に立っても、その流れは厚く速く過激だった。

けど知っている、地元スペシャルなピンポイント。川幅の真ん中のボトムに積み石がある。多分、そのヨレに付いて、鮎が流れて来るのを待ち構えている…。

コモド一閃、キャストは完璧、ロッドを立ててラインを流れに取られないようメンディング。S字を描きながらその石積みの真正面に流れるルアー。

ドっ!!

正にそんなバイトだった。瞬時に叩き込むフッキング、曲が…らないロッド??? 即座にジジジーーーー!!と鳴り響くドラグ!

あ、やべwドラグ緩かった…これはバレたか…??と焦ったけど、出過ぎたラインを張りなおし、フックアップし直すまで、コモド75Hは魚を絡めていてくれたw

まぁこんな事もあるある、と改めてファイトを始めると、いやこれ、でかくないか…予想以上に強い!コモドがここまで曲がるの久々だ!流れに乗って下るが、その重み、激しいエラ洗い!はっきりと見える巨大な頭と口!!…

あれ?ルアーどこにフッキングしてた…?

常夜灯下でも見えなかったが…

幾度となく走り、跳び、手元にじわじわと寄せ、愛用のボガで掴もうとした瞬間、やっとルアー…の頭だけ見えた。

え!?マジか!!ビッグベイト丸のみだ!

浸かりポイントから岸近くまで戻り、改めてその魚体を眺める。

そのサイズ、今季2番目の特大だ。そしてビッグベイトは…なんと口の中にすっぽりだ。

フック、エラまで行っちゃったか…?と不安に思ったが、その魚体のでかさで、なんと全然エラ手前だった。良かった、出血も無しで、元気にリリースできる。

数枚の写真を撮影し、感謝と共に水中へ戻す。

思いっきり体力を残していやがったw 尻尾で全力で水をぶっ掛けられてしまった。いや、それも思い出の一つじゃ。

そんな満足の予告ホームランな釣行でした。

【タックルデータ】
ロッド:BRIST comodo7.5H(Fishman)
リール : 5601C4ハイパーウインチ(アンバサダー)
カスタムパーツ:アベイル
ライン : オシアジガーMX4 3号(シマノ)
リーダー:HDカーボン6号(DUEL)
ルアー: i-Slide185SW(Megabass)
フィールド:新潟県
魚種:鱸
アングラー:西村均

BRIST comodo7.5H


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