【411Lプロト開発記⑤】ミノーイングとの親和性

開発記④ではトップウォーターの釣りをメインにご紹介しました。

今回はミノーイングの釣りをご紹介します。

411Lの最大のコンセプトである“このロッドさえあれば様々なルアーで攻略可能”という点。何度も言いますがルアーWt.は驚異の3〜18g。渓流ロッドでこのルアーキャパは正直異常です…(笑)それでいて自重は驚異の89g…こんな渓流ロッド僕は未だかつて知りません!

前回記事はこちら↓

【411Lプロト開発記④】まるで別物?これまでの弱点を克服する「3rdプロト」

ルアーによって異なる曲がるセクション

蝉ルアーなど3g前後をキャストする際はティップセクションが僅かな重みを感知。3gでもしっかりティップが曲がるのでスパッとキャストが決まります。

今回使用するのは70mm、7gのミノー。コイツをキャストする際は、ティップ〜ベリーセクションが曲がるようになります。7g位であればティップだけでもキャストできますが、ルアーが重たくなるほどベリーセクションを曲げる意識でキャストするとピンにズバズバ撃っていけようになっています。

フルパワーのスーパーレインボートラウト

2024年8月上旬。この日もいつものように出勤前釣行。

アルボル(7g)をアップにキャストしゆっくりドリフトさせてくると流心で急に411Lがバットから曲がるではありませんか!!

今までに経験したことのないスーパーダッシュ。通常なら焦る場面ですが、こちらは411L。1〜2番セクションが曲がりながらも魚に主導権を与えない。

流心に入られる前に勝負あり。

余裕の60cmオーバーのスティールヘッドのような抜群のコンディションのレインボー。しっかり曲がりながらもまだまだ余力を感じれたことが今回の勝因かと…。

ロッドに余裕がないと我々アングラー側もプレッシャーを感じてしまい、最悪の場合、バラシたりしますからね。ファイト時間を短くできたので元気な内にリリース。リリースをうまく行うと、また遊んでくれる確率がグンと増えますから大事なことですね!

411Lは色々なルアーを扱うことができ、渓流魚サイズからメモリアルサイズの魚まで取り切ることのできる僕のワガママを全て注ぎ込んだロッドです(笑)

そんな411Lは各地のフィッシングショーでプロトを展示中。今週末開催のにいがたフィッシングショー、来月開催のキープキャストなどにも展示されるのでぜひ触ってみてください!

貴方は間違いなく、411Lの虜になってしまうでしょう!

【タックルデータ】
ロッド:Beams blancsierra4.11L “3rd Proto”(Fishman)
リール :23CALCUTTA CONQUEST XG LEFT(SHIMANO)
ライン:UPGRADE PE X8 0.8号(X BRAID)
ルアー:Arbor70HF(WooDream)
フィールド:北海道 道東
魚種:ニジマス
アングラー:西川 健太

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