昔々、広島には幽霊魚と呼ばれる魚が岸からも釣れておったそうな。
その幽霊魚は細長く銀ピカに光り輝き鋭い歯を持った魚で、先ほどまでは釣れていたのに急に消えてしまったりするところからそう呼ばれておったそうじゃ。
食べても美味しく引きも強い、そして擬似餌でも餌でも釣れて皆楽しんでおったのじゃが…その幽霊魚はある時を境に本当に姿を消してしまったのであった…。
皆さんこんにちは!広島AUXの木村です!
いつもとは違った始まり方をしてみましたがどうでしょうか笑 前置きで気付いた方もいらっしゃるかと思いますが幽霊魚とはズバリ「タチウオ」のこと。
船では先程まで良く釣れ魚探にも反応が出ていたのが、急に反応が消えパッタリ釣れなくなるところから幽霊魚と呼ばれたりもしていました。
10年くらい前は、秋から冬にかけて良く釣れていたのですが…温暖化や自然災害、釣りや網での乱獲など様々な原因により広島ではパタリと姿を見なくなり、船からでも幻になってしまったタチウオだったのですが…
なんと!久しぶりに復活の兆し! オカッパリからでも良型が姿を見せているとのことで、早速釣り場へGo!
軽いテンヤを飛ばして、遠投した先から表層を引いたり掛けていく釣りをしたい。だけど口が弱いのであまり強すぎても…というところから「Beams CRAWLA 9.2L+」でタチウオチャレンジ。
テンヤをただ巻きしたりたまにシャクってアクションを入れたりしながら誘っていると…あのタチウオ特有の下から突き上げるようなコンッと強い当たりや咥えた瞬間から急バックしていく独特の当たりが!
フッキングを入れ乗った瞬間、味わったことのある釣り人なら分かるあのバックする独特の強い引き!かと思ったらこっちに向かって泳いできてテンションが抜ける走り!
寄せてくると銀色に長く光り輝くあの魚体!
久しぶりに見たこの悪い顔!やっぱりタチウオはカッコいいですね!
また次のシーズンに入ってくるかどうか分かりませんが、できることならこのまま増えてくれて、またいつでも出会えたら良いのに…と思った冬の釣行でした!
【タックルデータ】
ロッド:Beams CRAWLA9.2L+(Fishman)
リール:カルカッタコンクエストDC 200HG (シマノ)
ライン:PEレジンシェラー 1号(ヤマトヨテグス)
リーダー:シーガー 4号(シーガー)
フィールド:広島県
魚種:タチウオ
アングラー:木村 匠
【着用アイテム】
帽子:アミュレットフィッシュ ニットキャップ(Fishman)
→https://www.fish-man.com/shop/?colorme_item=152506877