初秋の大雨は、時として強い風も連れてきます。
ましてやこの日は大雨に混じって、時折ゲリラ豪雨レベルの猛烈な天候。
豪雨が頭の上に来る直前には、必ずと言えるほど確実に暴風が吹き荒れます。
そんな中でもBRIST VENDAVAL8.9Mの高初速なキャストはしっかりとルアーを弾き飛ばし、風と波と流れが織り成すランカーの巣へ精密アプローチを極めてくれます。
そのため、これからのハイシーズンの荒れ模様の中で出番が多いロッドとなります。
大雨が吐き出した支流からの強い流れ。
そこに待ち受ける橋桁に当たる風が巻き、中々思うようにいきそうにはないキャスト。
ベンダの強くしなやかなテイクバックが、アムズデザイン社の11cmミノー、コスケ110Fをピンポイントの1m四方に叩き込む。
こんな強風時は、飛行姿勢の良いルアーが圧倒的に投げやすいのです。
そして巻き始めてからの助走区間を経て、流芯脇の巻き込みにドリフトさせた瞬間、ドシン!と入るバイト!
すかさずバットセクションを活かした強めのフッキング。
暴れ回るそいつを流芯から速やかに引き剥がし、あとはベンダバールの柔な筋肉に任せた魚と針に優し目なファイトで手繰り寄せ…。
秋のランカー2発目をボガグリップに掴んだのです。
強風、雨の夜間自撮りの難しさに苦悶しましたが、また素晴らしい魚との記念撮影が出来ました。
まだまだ続くハイシーズン。
次のランカーシーバスはどのような出逢いになるか?
期待で胸が一杯ですが、その前に祝杯でお腹一杯になった。
そんな晩の釣行でした。