皆さんこんにちは!広島AUXの木村です!
今回は先日行ってきたサツキマス釣行のお話です。
ことの発端は、遡ること3年前。初めて狙いに行ったときに、そこで手にすることができた1匹の魚です。それからと言うものこの魚の美しさ、カッコ良さに惹かれ狙い続けておりました。
釣り場は広島県にある聖湖。ここで釣れるサツキマスは“聖鱒”と呼ばれ、ランドロック型のトラウトになります。私はここで釣りをする際、投げるルアーがあまり重たいものではなく、飛距離もある程度欲しいためBeams inte 7.9ULを使用しています。
幸先の良いスタートとは裏腹に…その後はたまにチェイスがあるのみで魚からの反応はほぼ皆無。また次の年もほぼ何もなく、他のアングラーが釣り上げた40アップのサツキマスを羨ましく眺めるのみ…。
そして昨年、ついに朝マズメの薄暗いタイミングで良型サツキマスをヒット!足元まで寄せてきてネットに収めようとした瞬間、手元に伝わるテンションが突然ゼロに…まさかのラインブレイク?しかし魚はもう目の前…ネットを外して魚を掬おうとするも、そう上手くはいかず…岸に置いたロッドを手に持ちリールを巻くと、なんと魚がついているではないか!!なんで??と思ってハンドルから手を離した瞬間、まさかのハンドル大逆転…驚きつつも再び寄せて魚が見えた瞬間フックアウト。
神様ってなんて残酷なんでしょう…ハンドルが逆回転したのは後にも先にもこの1度のみ…。千載一遇のチャンスを逃し昨年も出会うことはできず…。
そして迎えた今年、その時は突然訪れました!
それは、朝マズメは反応なく日も高くなったお昼前。何気なくシャローが隣接した、足元からブレイクになっているポイントでキャストを開始したときのことです。
ルアーがブレイクに差し掛かるだろうと言うくらいまでルアーを巻いてくると、突然固いものに強く当たったような軽い感覚、これはサツキマスが餌を弱らせて食べるための前アタリ!ここでフッキングを入れても乗らないため、シェイクを加えルアーを細かく動かしてやると…しっかりと咥えた重量感のあるバイトが手元に伝わる。そのタイミングでフッキング!
普段なら合わせてしまいそうなんですが、今回は無心だったのが良かったのかしっかりフッキングが決まります。強い首振りに走り、さらにトラウト特有のローリング!inte 7.9ULが綺麗に弧を描く!
いや、たしか弧を描いていたはず。それもそう、なにせ去年はランディング直前でバラしたためサツキマスには3年間出会えておらず「バレるな!頼むからバレるな!」の一心で、周りを見る余裕なんて1ミリも持ち合わせてないのです。
そして、ついに見えた魚は紛れもなくサツキマス!もう無我夢中で魚をネットに入れにいきます。ついに…3年ぶりに出会えた聖鱒(サツキマス)!しかも40アップの良型!!
昨年と同じロッド同じリールで、ついに…ついにこの1匹に辿り着くことができました!無事キャッチしてからは手の震えが止まらず、プライヤーを持つことすらままならないほど嬉しい魚でした!
他の人がサツキマスを釣っているのを見ると、この魚カッコいいなーと思いつつやはり本心は「自分が釣りたい」。その思いが強く、悔しい気持ちもありました。
そう簡単には出会えないからこそ魅力のある魚、そして開放感のある綺麗な風景をバックに記念撮影、そしてリリース。元気に帰って行ってくれました!
リリースした後は、仲間からの拍手やおめでとうの言葉。嬉しいの一言に尽きます。
しかし…ドラマはこれだけでは終わらない。それはまた次回のブログで!!
【タックルデータ】
ロッド:Beams inte7.9UL(Fishman)
リール:アルデバランBFS XG(shimano)
ライン:レジンシェラー 0.6号(ヤマトヨテグス)
リーダー:シーガー 3号(シーガー)
ルアー:DURGA 73SP (O.S.P)
フィールド:広島
魚種:サツキマス
アングラー:木村匠
【着用アイテム】
アパレル:シェルジャケット(Fishman)
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帽子:刺繍キャップ(Fishman)
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