1stプロトの課題であった”Fishmanらしい頼りあるブランク”にするべく、ビルダーさんに2ndプロトを依頼。
そして数ヶ月後、ついに1stプロトの弱点を克服した2ndプロトが手元に…!
手に取った感じ、Fishmanロッドらしい張りがある!2ndプロトの第一印象は“強いけど曲がる”。これはかなり期待できそうだ!
411Lプロト VS ビッグフィッシュ
早速届いた2ndプロトを片手に意気揚々と釣り場に向かう。
今回訪れたのはデカいアメマスが潜む渓流。411Lプロトを使用するにはピッタリな太い流れとストラクチャー。そして使用ルアーはMegabass社のGH95(11g)。95mmの11gという決して小さいルアーではない。しかし、「3gから20gのルアーを自在に操れるショートロッド」。バットの強化+張りを持たせたことにより、11gのミノーもズバッとピンにキャストが決まる!
気持ちよくキャストを続けていると、激流の中に複雑にストラクチャーが点在するポイントを発見。あまりにも複雑なため、ポイントを先回りし直ダウンで攻めることに。
倒木の下にミノーを打ち込み、ゆっくり巻いてくると根掛かりのような衝撃!!
「やば…想像より遥かにデカいぞ…」
しかし、2ndプロトはパワーを持たせていたので、それを信じてストラクチャーに張りつこうとするターゲットを強引に引き剥がす。(こんなこと48ULではできません笑)
無事ランディングできたのは60cmオーバーのパンパンのアメマス。
よくある謳い文句ですが、「このロッドだから獲れた1匹」。411Lプロトがそう思える最高の魚を導いてくれた…!!
もう、文章では伝えきれないので動画を見てください!(笑) 411Lプロトの凄さがわかると思います。
2ndプロトで見えた課題点
通常、渓流で使用するロッドは10gオーバーのルアーをキャストすると、ロッドが曲がり過ぎてピンに中々打つことができない…。が、411Lプロトは3g〜20gを遜色なくピンに打ち込むができる夢のようなロッド。そして、今回のような不意なビッグフィッシュにも難なく対応できるパワー。
ここまではいい。文句のつけ所が無いくらいすごく良いんだ…。ただ、実際にキャストして思ってしまったことがある。
「初心者・中級者・上級者」更には全国各地のアングラー全てに満足してもらえるロッドなのか…?
というのも、1stに比べてパワーと張りがある分、ルアーの重みを乗せた時に曲がる位置が若干分かりづらいという点。しっかり曲がらないロッドはリリースポイントが掴みにくくトラブルの原因となってしまう。
絶対に少しの妥協したくない。そんな思いから再びビルダーさんに連絡をし、対策を練るのでした…。
【タックルデータ】
ロッド:Beams 411L “2nd Proto”(Fishman)
リール :23CALCUTTA CONQUEST XG LEFT(SHIMANO)
ライン:UPGRADE PE X8 0.8号(X BRAID)
ルアー:GH95(メガバス)
フィールド:北海道 道東
魚種:アメマス
アングラー:西川 健太