今回は『遠投』に的を当てた、リールの糸巻き量の話。

フィールドテスター西村です。
真冬の新潟、寒いです、寒いです…
そんな寒さと暴風雪の中、いよいよサーフのシーバス&ヒラメが開幕の兆し!
浜にはカタクチイワシがポロポロとこぼれ、2017年の最後を締めくくる爆釣劇に期待です。

更に、開発が始まっているサーフ専用のレングス、106M。
この『ハイパー長距離砲』を振り抜き、
サーフの宝くじを引き当てたいですねー。

ところで皆さんは、リールにどれくらい
ラインを巻いていますでしょうか?
今回は『遠投』に的を当てた、糸巻き量の話。

サーフや大河川、干潟など、
とにかく遠投が必要なシーンで、
ベンダバールやマリノを振っても、
最後のひと伸びが足りない、とか、
遠投しようと力を込めると、リリース直後に
カッツン!プチン…
と言う経験、ありませんでしょうか。

その原因の一つが、スプールの『実際の直径』です。
あまり大径でないスプールのリールや、
大型のリールでも少なくラインを巻いた時、
キャストする時点で、回転径が小さいと、
強く投げようとすると、スプールの回転数が物凄い事になり、
結果、ブレーキが間に合わずバックラッシュしたり、
回転しすぎてブレーキが過剰に掛かり、
飛距離が伸び悩む原因になります。

また大径スプールの機種でも太いラインを巻いての遠投だと、
飛距離が伸びれば伸びる程スプールは痩せ、
回転数が上がって過剰ブレーキになります。
その対策として、西村の場合、
若干細めのラインを、リム目一杯巻きます。
こうすれば、リリース初速の回転立ち上がりがマイルドになって、
バックラッシュの回避に繋がり、
飛距離が伸びても痩せ細りを防げます。

画像のグラップラー301HGですと、
PEの2.5号を目一杯、多分250mを遥かに越えて巻いてます。
こんな大径+大量ラインストックでスプールは回るのか!?
と思うかも知れませんが、BRIST106Mのキャスト初速は想像以上。
これくらいやらないと、バックラッシュの嵐か、
サミングで指の皮が無くなりますw

普段、太めなラインをオススメしているFishmanですが、
時と場合によっては、1ランク細めが効果的な事もある、
と言うお話でした。

余談ですが、こんな長距離PEラインが必要な時は
毎回釣具店や通販ショップの大量巻きを購入しております。
値段もお安くて強度も十分でお薦めです。

Niigata Japan
Tacklesetting&BRIST106M(Prototype)
Angler: Hitoshi Nishimura