道南ではアブラコ(アイナメ)がハイシーズンを迎えたので、inte7.9ULでのロックフィッシュのデイゲームについて、私が意識している事を書きたいと思います。
※アブラコ(北海道では油子と書いてアブラコと呼ばれています。和名はアイナメ。以後アイナメとします)
アイナメ狙いでの基本リグはテキサスリグです。inteで狙う際私はシンカーを3g、7g、10gを状況に合わせて使い分けています。ショートバイトが頻繁する時には、ジグヘッドリグにチェンジして同じく3~10gをローテーションし、多少でもフッキング率を上げる方法を選ぶ時もありますが、針先が外に出ているので根掛りに注意します。基本的にはスイミングで狙う時に使うようにしています。
inteはライトリグの使用可能ウェイトに幅があり、様々なシチュエーションに対応出来るので、一本あればおおよそ困らないのですが、使用するウェイトやシチュエーション毎に、意識するロッドセクションが変化します。
ワームやフックを含めた総重量が3~5gの時はティップセクションでキャストやアクションをつける事ができますが、5g以上7gとなると、キャストする、アクションを加える際はベリーセクションがとても重要になります。5gくらいだとティップとベリーのちょうど継ぎ目前後がアクションを加えるのに最適なポイントとなり、以降ウェイトが増すと、ガイド毎に手元に近づいていく…という感じです。7g以上10gでのアクションはベリーセクションのちょうど真ん中より少し下あたりに負荷を感じるよう意識して使っています。
これは使用するワームの形状にも左右されるので、ホッグ、クロー系はキャスト時の空気抵抗や水の抵抗、ボリュームによるウェイト増加を考え、意識するロッドセクションのポイントを少しグリップ側に寄せる感じでハリのある部分を使用します。逆にピンテールやシャッド系など細身の物は前述した部分をイメージしてキャスト、アクションをすると、イメージ通り動かしたり、キャストする事が出来ます。
キャストする時はどのウェイトでも、テイクバックでベリーにパワーを溜める、引き手をしっかりと入れバットまでパワーを伝達しリリースをイメージしてキャストするとBeamsシリーズ特有のグニャリと曲がってスパーン!放出されるライナー軌道で気持ち良く飛んでいきます。
あとはしなやかなでよく曲がるティップセクションがバイトを弾かず、アイナメは違和感なくどんどん食い付いて来てくれるので、フッキングに持ち込むだけです。
そこで注意しているのが、ティップがグニャリと曲がるようなフッキングをしないという事です。ウルトラライトの中でも比較的強いロッドではあると思うのですが、過度な負荷は禁物です。ベリーからバットに魚の重さを乗せ、そこでフッキングに持ち込むイメージです。5ftクラスのロッドでフッキングする感じです。
ロッド全体で魚をいなす、全体がグニャリと曲がるけど怖くない、不思議でスリリング、魚との楽しいファイトが出来ます!
ぜひinte7.9ULでたくさんの魚を狙いに行ってみてください!!きっとたくさんの発見があると思います!
Hokkaido Japan
Greenling
Rod:Beams inte7.9UL
Angler : Ryo Shimogami