関東スタッフの松岡です。
先日のイベントの際、リールのメンテナンスについて質問を受けましたので、今回はリールメンテナンスで重要なベアリングオイルについて書きたいと思います。
ベイトリールは構造上、スプールの回転性能が非常に重要な箇所になってきます。スプールがどれだけ抵抗無く回ってくれるかで飛距離が伸びるのは勿論、アキュラシーへも影響が出ます。ですが、このオイル、意外とお座なりにされがちで
『オイルなんて適当に差しておけば良いんでしょ』
と、いう声を聞く事もあるのですが、実はソレじゃ駄目なんです!
ベアリングの回転性能を考えた上で、ベアリングオイルは抵抗になりますので、究極の回転性能を求めるならば、高精度のオープンベアリングでオイルを差さないドライ仕様で使うのが一番回転性能が高いです。高い回転性能の代償にベアリングが摩耗してしまい、アッという間に回転性能は低下してしまいますので、オススメできませんが。。。
上記の事から、僕がベアリングオイルに求める性能は
1.摩耗を抑える為の表面保護性能
2.極力、抵抗にならない軟らかさ(滑らかさ)
3.上記2点の性能が長く保持される事
僕自身、様々なオイルを試してきましたが、軟らかさを求めると保持性能が低く、保持性能を求めると回転性能が犠牲に。。。
散々、悩んで辿り着いたのがM.T.C.W.さんのベアリングオイルでした。
このベアリングオイルは粒子が細かく、少量の注油でベアリング内に薄い皮膜を形成してくれるようで、注油量が少なくて済み保持性能もかなり高いレベルです。
オイル(抵抗物)が少なくて済むという事は、必要以上に回転性能を犠牲にしなくて済むので、まさに僕が求めるベアリングオイルでした。
オイルの番手も細かく設定されており、使用するリールやシチュエーションに合わせて番手を選択する、重要なセッティングパーツになりました。
M.T.C.Wさんは、オイルなどのケミカル類の販売だけでなく、リールのO/Hサービスも行っていますので、リールの不調にお悩みの方や、シーズンオフ中にO/Hをお考えの方は是非、問い合わせみて下さい。
M.T.C.W
http://www.fishmtcw.com/
Japan tokyo
maintenance
Angler:Takashi Matsuoka