4月の1日〜2日で、解禁日の中禅寺湖に行ってきました。
昨年の禁漁間近でのリベンジで行ってきましたが、タイミング良く?寒波とバッティングしてしまい、自身の中で経験の無いほど過酷な環境下での釣りを経験してきました。
その過酷な環境下だからこそ分かった事、経験できた事があったので、ユーザーの皆様と情報を共有したいと思い、今回の記事に致します。
今回の記事の内容は、厳寒期におけるベイトタックルのタックルセッティングについて。です。
今回のメインタックルに持って行った僕の相棒はBRISTvendaval8.9M+15カルカッタコンクエスト201HGです。
このカルコンには少し改造がしてありまして、アベイルさんのスプールが組み込んであります。
このスプールにPE2.5号をギッチギチに巻いて150mほどストックしてあるのですが、今回の釣行ではココが仇となり、かなりの苦戦を強いられる事になりました。
1日は一日中安定してマイナス1度。
2日は最低気温でマイナス6度。
この気温は、僕の車の外気温計の物で、実際はこれよりも2度〜3度は低いと思います。
この気温での釣行になってくると、ラインが拾ってくる水滴がとんでもない悪さをしてきます。
ラインが拾ってきた水滴がガイドに付着して凍結。。。なんていうのは、よく聞く話で対策もしていました。
凍結防止剤をしっかりと塗っていましたので、ガイドの凍結はさほど問題になりませんでした。
何よりマイナス6度以下での釣りの場合、ラインがガイドを通過する時点で、既にラインに付着した水分が凍結していますので、ガイドの凍結は気にするレベルではなくなりました。
何よりも問題だったのは、このラインに付着した水分の凍結です。
ライン全体を薄く氷がコーティングしたかの様な状態になったり数珠状に凍結してしまったりで、ライン自体が太ってしまうのです。
僕の場合はPE2.5号を150mストック量に対してピッタリで巻いていたので不具合は1投目の回収で起こりました。
シャリシャリシャリ。。。
ジャリジャリジャリ。。。
ガリガリガリ。。。ガッ‼︎
嫌な手応えと共にリールのハンドルが全く巻けなくなりました。
ラインの拾ってきた水滴が凍結し、ラインが太ってしまった事でスプールの糸巻き面が太り、これがフレームに接触してしまい全く巻き取りが出来なくなってしまったのです。
この時は全く釣りにならなくなってしまったので、細めのラインを巻いた予備タックルに入れ替えて釣りを続行できましたが、1タックルのみでしたら完全に終了でした。
上記の事から、ベンダバールをお使いの方々は厳寒期での釣行時は、普段使いのラインよりも1ランク細いラインをお使い頂く事をお勧め致します。
ラインを1ランク細くする事でストック量に余裕ができますので、ライン凍結により糸巻き面が太ってしまっても余裕があるはずですし、何よりも細いラインの方が拾ってくる水滴の量も少ないはずです。
そうすれば、トラブルの発生率は大幅に下げる事ができるようになりますからね^^
僕は中禅寺湖から帰ってきて、早々に2号に巻き替えましたw
もう4月も中頃ですが、釣行日に寒波が来た際に釣りができなくなってしまうのは勿体無いですからね^^
Chuzenji Lake
Lake trout
Takashi Matsuoka
BRISTvendaval8.9M