さて、デリバリーが順次開始されたBRIST VENDAVAL 89M、投げました?
凄いっしょ?
3Pでその美しい曲がりですが、実は3Pだからこその曲がりなんですよ。
各セクションで最適な素材を選択して2Pでは採用しないようなジョイント位置です。
強度的に不安な位置を避けた位置にジョイントを持ってきてるんですね。
曲がりと強度を得るための3P!
3Pは携帯性を重視した『パックロッド』と思われがちですが、Fishmanのアプローチは全く違います。
そのVENDAVALをわたしがフルスイングしている動画がこちら。
見てわかるとおりに、わたしは細身体型で体力も平均的。
VENDAVALは245g!
一般的な同レングスのシーバスロッドより70~100g近くも重い。
でも、ひょろっとしたわたくしが竿に振り回されてます?
ティップはブレてます?
あり得ませんw
ロッドのバランスの良さが動画から良くわかると思います。
力強く引き絞るように曲げられたVENDAVALが、みなぎるパワーをティップから放出した後もピタリと収まっていますね!
コツとしては、とにかくテイクバックでルアーのウエイトをしっかりのせる事です。
わたしはより多く過重するためにテイクバックで背中を反らしていますが、初めて振る方は、スッとテイクバックした直後に一瞬タメを作ってからフォロースルー移行するとVENDAVALを深く曲げる事ができますよ。
ひとまずラインはPE2号から試してみてください。
ラインキャパシティーの大きなカルカッタコンクエストやビッグシューターコンパクト200等のリールがシックリくるでしょう。
あと、肝心な事をもう一点。
Fishmanではデリバリー前に一本いっぽん検品して発送いたします。
皆様のお手元に到着した時点でジョイントが緩かったり逆にキツ過ぎたりと言ったトラブルは皆無かと思います。
ただ、継続使用するとジョイントの緩さが発生するのはどんな竿でも避けられません。
そこで、ある程度使用した時点で、ジョイントのスピゴットにフェルールワックスやロウを薄く塗る事をオススメいたします。
3Pロッドの最大のデメリットはジョイント部分の緩みによる回りだと思いますが、フェルールワックス等の塗布で長時間釣りをしている最中のジョイント緩みによる煩わしさを完全に回避できますよ。
それでは皆さん、100mキャストをお楽しみ下さい!
Kagoshima Japan
Sea Bass
Angler:Noriyuki Kanmiya
Rod:BRIST VENDAVAL8feet9inchM