超美味”イサキ”にベストマッチなFishmanロッドと3つの理由!SLJでのタックルセッティングも併せてご紹介!

AUX久池井の2020年夏、大人の自由研究”イサキ”。
お刺身、炙り、塩焼き、煮付け、唐揚げとどう料理しても美味しく、釣れても絶対にリリースされない薄幸のお魚。

イサキ

SLJの人気ターゲットながら、フッキングの悪いおちょぼ口とアジのような柔らかい口周りで身切れしやすく、”掛けるまでも、掛けてからも”とにかくテクニカル!タックルセッティングや技量によって、群れに当たっても釣れる人と釣れない人で”釣果に大きく差が出る”ゲーム性の高さもあり、Fishmanロッドで攻略したいと私が考えたのは、もはや必然でした。

シーズン開幕から約1ヶ月、様々な船長のお世話になりながら、愛用しているCRAWLA6.6L+や、5.10LH、inte7.9UL等等、様々なFishmanロッドを試した末、とにかくイサキにハマったのはBeams LOWER7.3L!

いつもはCRAWLAをメインで使っているため、よりしなやかなLOWERで60g前後のジグを操作できるのか少し不安がありましたが、ベリー〜バットの復原力を使って予想以上に快適に、ジグを跳ね上げることができたのは嬉しい誤算でした。また、これまでボートゲームにおいて一般的な6ft前後の長さのロッドを好んで使っていましたが、今回敢えて7.3ftのロッドを使ったことで、新たな発見もいくつかありました。

1点目はボートゲームにしては7.3ftというちょっと長めのレングスながら、それを感じさせないLOWERの軽さと操作性の良さ、そしてそれによって可能となるジグのアクションの多彩さです。

合わせるリールによって、SLJに求められる”軽いジグでの繊細なアクション”も非常に出しやすく、フィネスライクな釣りが可能になります。また短めに設定されたグリップは船上の限られたスペースでのアンダーキャストのしやすさにも貢献しており、ジグの斜め引きで広い範囲のサーチも容易です。
イサキ

加えてグリップが短いことによって、実質的に使えるブランクスの長さは7ft後半〜8ftのフォールジギングロッドに匹敵し、ジグを大きくしゃくり上げた後、ロッドを追従させながら長くフォールさせる”ロングフォール”の釣りも非常にやり易く感じます。

2点目はラインが船底の方へ回り込む船の風下舷において、レングスを活かしてラインが捌けるので釣りが非常にやり易いことです。個人的に苦手意識があった風下舷の釣り座なんですが、攻略できれば他のアングラーのルアーがまだ通っていないフレッシュなポイントをいち早く探れるので、大きなアドバンテージになると実感しました。

こういった場合はジグをキャストして斜め引きするか、ロッドティップを海中に突っ込みリトリーブ主体でジグをアクションさせる方が、より簡単に感じます。
イサキ

3点目は、ファイトにおいてラインが擦られやすい船底や船首尾方向へ走ろうとする魚を、ブランクス全体でコントロールしやすいことです。イサキ狙いだと高確率で一緒にいる小型〜中型青物をどう捌くかは、1日の釣果に直結するポイント。1時間ちょっとの短い時合いでこの子たちに時間をかけてしまうと、本命のイサキに出会えるチャンスを大きく失います。

LOWER7.3Lは一見凄くしなやかに感じるのですが、ベリー〜バットの復元力がかなり強く、小型〜中型青物のツッコミをしっかり耐えつつ、攻めに転じれば容赦無く魚をリフトしてくれます。
7月はLOWERで2〜4kgといった夏のアベレージサイズの青物を量産し、意図的にドラグを締めてのパワーファイトも行ったのですが、まだまだバットパワーには余力を感じられました。
イサキ

何より細身のブランクスを力強く曲げて獲るファイトの楽しさは別格で、”安心感のあるスリルなゲーム”は非常に中毒性が高いです。タイラバタックルで掛けると数十分引き回されることもある相手なので、イサキに対してオーバースペックにならない範囲で早めに勝負をつけられるタックルは頼りになります。

合わせてタックルセッティングについて。

今回はロックフィッシュブランドのタフなリールでありながら、先代から続く汎用性の高さはそのままに、今年フルモデルチェンジを果たした”DAIWA HRF PEスペシャル”を合わせました。軽い力でホールドできる軽量コンパクトボディなのでSLJのように”軽めのジグを繊細に動かす釣り”が非常にやり易くなります。

細糸を使う上でのドラグ性能も優秀な上に、ドラグサウンドが気持ち大きめに設定されているのもとにかく気持ちいい!そしてエントリー寄りのミドルグレードという非常にリーズナブルなお値段なので、誰にでもオススメし易いのがメーカースタッフ的にもGOOD!
イサキ

ラインセッティングは敢えてPE1.2号+フロロリーダー5号の気持ち強めにしているので、青物などのゲストを想定し、フックを太軸の強目にしてファイト時間を短縮するも良し。キープしないならフックを細くしてパワーファイトでフックを伸ばす、もしくは身切れを狙い、ゲストに最も少ないダメージでオートリリースをしながら本命のイサキのみを狙うも良し。と、釣れている状況や目的によってとれる選択肢も広がります。

そして迎えた7月後半のXデー。

福岡県は小倉からガイドサービスセブン宮崎船長のお世話になり、辿り着いた決戦のバトルフィールドは響灘。開始から数時間渋い状況が続きましたが、潮止まり直後に突然始まったチャンスタイム!タックルバランスをロッド中心に見直した甲斐もあり、1時間の短い時合いで30〜40cmの良型が連続HIT!

イサキ

イサキ

6バイト中5キャッチとキャッチ率が大幅に上がったのはもちろん、LOWERの細身のブランクスを曲げて獲るのでファイトが楽しくて仕方がありません!
イサキ

地域にもよりますが、大体8月くらいまでは楽しめるイサキゲーム。イサキが終われば秋が深まるにつれ、大きく美味しくなっていく他のターゲットたちに、LOWER7.3Lでどこまで渡り合えるかも個人的に楽しみなところです。

ちょっと違う味付けで携帯性が向上したJointer×Fishmanのコラボロッド”Beams LOWER 7.3L Equality”も間も無くリリースとのことで、2020年の後半戦もLOWERは大いに盛り上げてくれそうです。

■タックル
ロッド:Beams LOWER 7.3L(フィッシュマン)
リール:HRF PE スペシャル 8.1L-TW(ダイワ )
ライン:ピットブル4 #1.2号(シマノ )
リーダー:グランドマックスFX #5(シーガー)
ルアー:ナッツジグ60g(ブリス)+ジグブレードL(ガイドサービスセブン)TGベイト(ダイワ )+ジグブレードL(ガイドサービスセブン)
アシストフック:イサキホロフラッシュ12号(ハヤブサ)+シーハンター8号(ガリス) 強靭イサキホロフラッシュ13号(ハヤブサ)+シーハンター8号(ガリス)

■フィールド/山口県響灘
■遊漁船:ガイドサービスセブン
■アングラー/久池井 明

Yamaguchi Japan
Chicken grunt
ROD:Beams LOWER 7.3L
ANGLER:AKIRA KUCHII

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