皆様、連休はいかがお過ごしでしたか?
福岡AUXの久池井は有難いことにお休みを頂けましたので、忘れられない『平成ラストフィッシュ』と『令和1stフィッシュ』に出会うため、世界遺産『屋久島』に行ってきました。
GTやマグロ、底物など魅力的なターゲット溢れる夢のフィールド『屋久島』ですが、今回の狙いはアオリイカの最大種『アカイカ』。
時には5kgを超える怪物的な成長を遂げ、憧憬と畏怖を込め『レッドモンスター』と呼ばれる”夢”のターゲット。
持参したのはもちろんベイトエギングで愛用…というより最早、酷使している感すらあるBeamsLOWER7.3L。
遠征前にどなたかから知恵を借りられないかと調べたのですが、ベイトタックルでショアからレッドモンスターに挑んだブログや動画はついぞ見つけられませんでした。
ベイトエギングというスタイルと、先日完成をみたタックルセッティングがレッドモンスターに通用するのか…。
ロマンと好奇心で突っ走る遠征になりそうです(笑)。
前回の繰り返しになりますが、タックルセッティングは以下の通り。
DAIWAモアザンPE TWにKTFバーサタイルフィネススプールをセット
ラインはDUELアーマードF+pro0.6号150mにシーガーグランドマックスFX1.75号~2.5号のロングリーダーシステム
平成最後のお仕事を終え、無事フェリーに乗船したものの『到着港が爆風のため入港出来るか分からない』という不穏なアナウンス…。
フェリー船長の神業的操船でなんとか屋久島上陸を果たすも、現地は予想以上の爆☆風。
予報通りの北西風で北のポイントはもちろん大爆風。
南に向かうと南東からの爆風…『風裏どこ!?』(笑)
初日~2日目は車中泊キャンプをしながら、ひたすらポイント開拓と情報収集に。
そうして見つけた足場の良い漁港。
外波がダイレクトに流れ込み、いかにもイカが溜まりそうです。
近くには養殖筏もあり、巻かれた餌のおこぼれに魚も集まっているのでは?
ゆる~く夜通しキャストし続け、遂に沈黙が破られた夜明け。
エギの着底直後、指先でつまんだライン越しに感じた微妙な違和感…。
疑わしきは即アワセ!
いきなりLOWERがバットまで絞られる重量感としっかりした生命感…。
しなやかながらも力を秘めたバットでグイグイ寄せると現れたのは世界最大のコウイカ『コブシメ』!
貫禄の2kgオーバー!
メインではないものの狙いたかったターゲットの一つでしたし、何より屋久島初釣果。
嬉しくない訳がない。
その後もランガンする度に遊んでくれるナイスサイズの”コブシメ”達。
動画もしっかり撮らせてくれました。
また並行して、他のポイントも開拓。
偶然釣り場でお会いした現地ガイドの方から、ポイントやエギについて貴重な情報を頂きこの情報が後の明暗を分けることに…。
遠征4日目にして辿り着いた決戦の舞台は、潮通しがよく水深もかなりある磯場。
過去、数々のレッドモンスターの実績もあるそうで期待も高まります。
夕方のまだ明るい時間から入り、ポイントの状況を確認しながらのキャスト3投目。
ヒラスズキがいそうなサラシの中をシャクリ上げてのテンションフォール…。
突如サラシの中に引きずり込まれる感覚に襲われ渾身のフッキング!
隣で釣りしていた人達から『おぉ~っ!』という言葉が上がる程に高く、綺麗に弧を描いたLOWER。
コブシメとは明らかに違うドラグを掻き鳴らす強烈なジェットと、それをしなやかに追尾するブランクス…。
まさに戦闘機同士のドッグファイトを思わせるファイトに大興奮!
上がってきたのはもちろんアオリイカ。
狙いのアカイカではなく一回り小型のシロイカでしたが、それでも1.2kgのナイスサイズ!
忘れられない『平成』ラストフィッシュになってくれました。
こうして充実した前半戦を終え、チャレンジは後半戦へと続きます…。
最後になりましたが、この度の屋久島豪雨の被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
直前に屋久島を訪れただけの自分でしたが、滞在中何度も通った道や町が冠水している映像をみて、どうしても他人事には思えませんでした。
今回幸いにも一人の死者も出さなかったことは、辛い状況を耐えられた方々、その職を懸命に全うされたガイドやレスキューの方々あっての結果であったかと、かように思います。
屋久島の人と自然に魅了された者として、微力ながら復旧を応援させて頂きます。
鹿児島県/屋久島の自然を守るための募金について
http://www.pref.kagoshima.jp/ad04/kurashi-kankyo/kankyo/yakushima/gaiyo/03007005.html
Yakushima Japan
GiantCuttlefish , BigfinReefSquid
ROD:BeamsLOWER7.3L
Angler:AkiraKuchii