長かった冬が終わりを告げ、ずっと荒れ模様だった地元日本海に久しぶりの凪が戻って来ました。
例年なら2月頃から始まる外洋のデカメバゲームですが、毎日ウネリ高波を見ながら今か今かと待っていました。
普段の年より半月は遅れた感じですが、更に今年は稚鮎の回遊も遅れているようで未だにメバルは虫食いパターン。
藻際や磯際でのネチネチとした釣りが主体。
ここは恒例の『プカプカ』で攻める事に。
立ち位置から20m強は離れた沈み根に、みっしりと水面まで伸びたホンダワラ。
それはまるでヘビーカバーのよう。
だけどそこにルアーを撃ちこんだ時だけバイトがある。
けど乗らない。掛からない。
レンジが合ってない時の特有のツン!とついばむようなアタリに悶絶しますが、ルアーにリングを追加し即席で比重を上げ、ほんの少しレンジを入れつつ毎回バイトの出るピンに撃ち込めば…!
潮流に乗り、鰭の発達した見事な魚体をキャッチ!
こんなに鰭が伸びるとメバルとは思えないスピードで一気にホンダワラに潜るのですが、それをBeamsinte7.9ULのしなやかな筋肉で寸止め!
不安感なく手の内に納めることが出来るのです。
さて翌日は満月大潮。
更に雲一つない深夜の快晴。
灯りを嫌うメバリングには最も苦戦するシチュエーション。
こうなると月影となる場所を探してのランガンです。
月が作り出す影。
そこに波が当たる場所を探し何ヵ所も撃って行くのですが、さすがに中々バイトは出ない…。
簡単では無い釣りですがそれもまた良し。
そして一番影が当たる磯のスリットの遥か下。
ルアーを根掛かりギリギリまで沈めた時、ハッキリと出たバイト!
だけど、少しでもドラグを出せば瞬時に根化けしてしまう!
サミングで1mmもラインを出さず、強靭なバットで一気にリフト!
ボトムから引き剥がす!
手にしたメバルも昨日みたいな立派な魚でした。
まだ春は始まったばかり。
これから小魚の回遊が始まればアベレージサイズはもう一回りは大きくなる筈。
今季も更なるデカメバを求めて磯を歩き回ろうと思いました。
春が来てずっと春だったら良いのになぁー。
Niigata Japan
Pearch
Rod:Beamsinte7.9UL
Angler:HitoshiNishimura