PNG釣旅2日目
①はこちら
日の出は6:00、そのころ行動開始。
フィッシングロッジは快適。
朝は調理担当の現地人が朝食を作ってくれる。
バラマンディやジャックのフライ、塩ゆでした温野菜
バラの身は脂がのってかなり美味しい
ちなみに寝室には蚊帳もあり、虫に睡眠を妨げられることはない。
僕は酔っぱらって蚊帳をかけるのを忘れるも、何故か1カ所も刺されない。釣り向きの体のようだ。
皆は外に出た数分でボコボコに刺されていた。
2日目スタート
厳しいのは昨日の釣りでよく分かった。
今日はもっと丁寧に探っていこう
朝夕は寒い。
パーカー1枚羽織ってちょうど良い感じ
しかしポイントに着く頃(8:00ころ)には、灼熱で汗だく
今日も河口エリア
河口に行きやすいロッジに泊まっているうちはバラマンディを狙う。
明日からはキャンプ地も移動し、上流アタックでパプアンバス狙いに変わる。
ポイントは概ね岸からすぐにドロップオフ。
岸から船の距離は10m~15m。船の真下の水深が約20ft
岸のキワにディープミノー(2.5~6mをカバー)を撃ち、ブレイクに沈んでいるログ(沈木)に沿わせるイメージ
ミノーは20g~45gほど
大型のX-RAPなどは引き抵抗がかなり大きく、ハンドルを回す力や強くパーミングすると握力がすぐに奪われていく。
ゴゴッ!
なんか来たぞ
PNG初バイトだ
たいしたパワーは無い。
なんだ???
なんと1魚種目はバラクーダ
ガイドが
「No release!No release!」
というのでキープ
引ったくっていくようなバイトは気持ち良いね
この日は調子よくて、移動する度にバイトが取れた。
ゴン!!!!!
なんかすっごいのキタ・・・!!!!
ジーーーーーーーーー!!!
過去体験したことのない強烈なバイト
・・・・・何も出来なかった・・・。
止められなかったらアウト。
こういうことか。
ガイド曰くビッグパプアンバスらしい。
フルロックのドラグが滑らかに滑っていた。
指ドラグもあまりの回転スピードで熱い。
それを力一杯ギュっと押さえたら、デッキから落ちそうになるほどの怪力っぷり。
実際アングラーが船から引きずり落とされるは珍しくないようだ。
恐ろしいパワー・・・。
淡水最強とは本当のことかも知れない。。。
こんなフックじゃもたないはずだ。
パワー不足だった。
せっかくのバイトだったのにもったいない。。。
なんとなくパターンが分かった。
そしてもう1発チャンスがやってくる。
ゴン!!!
・・・・・・・の後、一瞬で根に入られた。
また何も出来なかった。。。。
悶絶して頭をかきむしっている自分に、もう1発チャンスがやってきた。
ゴン!!!
「ビッグバス!!!」
とガイドが興奮気味に吠えた
今度はフルロックの指ドラグで主導権を握り、ナナテンバットパワーでキワから引き剥がす
ヤツをブレイクに落とせた。
今度こそもらった!
さぁ、ガチファイトだ。
自由に泳げる場所で一気に走られた
ジーーーーー!!!!
そうはさせないぞ。
ドラグはもうあてにならない。
指だけで勝負だ
しかしこのナナテンがまるでウルトラライトロッドのように曲がりっぱなしだ。
キングサーモンでもバット使わなかったのに、コイツらにはいきなり使いっぱなし。
頭を自分側に向けさせるため、ロッドをヤツの方へ寝かしてバットへパワーを溜めて激しくリフトさせる
そのときテンションゼロに。。
はぁはぁ、またやっちまった・・・・。
くそ!
どこがやられたんだ???
ラインを見る
なんとメインラインを切られた。。。
65lbじゃダメなのか。。。
もう、呆然としてしまう。
そして腕が体が頭がアイツを記憶してしまった。
その夜は、フック、リング、リーダー、完璧な結束部、メインライン、ロッド、リール
すべてを見直しだ。
同行の経験者から、足りないパーツをお裾分けしてもらった。
そして残念ながらナナテンでは獲れない。
曲がるから、その分入られやすい。
ゴーテンでもどうだろう?
経験者曰く難しいとのこと。
ストラクチャーの少ないラッキーなポイントで運良く掛かってくれれば獲れると。
どうしても獲りたいので、推奨のパプアンバス専用ロッドも借りた。
掛かったイメージはこうだ
離れたところからすでに超猛スピードでルアーに突進
そのスピードで力強く引ったくって行くから、ほぼ静止しているアングラーの体をゴン!と上体が水に落ちそうなほど衝撃がくる。
反射神経を養い、対応して合わせてもポイントによっては一瞬で根の中へ入られる。
魚体は40lbオーバーだっている
そんな厳しいキワで20kgの魚
基本的には川に居ちゃいけないような魚だ
だからすべて強くして立ち向かわなくてならない。
しかもベイトリール
PE8号や10号は50mくらいしか巻けない
走らせない前提のゲーム
明日こそは・・・!