こんにちは、北海道の佐藤です。
去る2017年2月4日~5日、フィッシングショー大阪に参加してまいりました。
今回のFishmanブースはなんと4コマぶち抜き!
その大半のスペースを使って、Beams sierra5.2ULを使用した的当てゲーム「ピン打ちマスター」が行われ、そのゲームのレクチャー担当をしてきました。
二日間で何百人という方にロッドを実際に振っていただき、ピンを狙うゲーム性の高さを体感していただけたのではないかと思います。
この「ピン打ちマスター」は次のイベント、キープキャストでも開催いたします!
そこで、sierraを使ったピン打ちのコツをちょっとだけご説明したいと思います。
sierraのキモはずばり!テイクバックです。
小さな動きで十分なテイクバックを行い、ロッドにパワーを溜める!
溜まったパワーを一定方向に開放するために、フォローでは振りにいかずロッドの反発力だけでルアーを飛ばす!
テイクバックでパワーを十分に溜めれない場合、ルアーが飛んでいきません。
そのためどうしても振りに行ってしまい、結果としてバックラッシュを起こしたり、明後日の方向にルアーが飛んで行ってしまったり…。
テイクバックを正しく行うための練習方法を、写真をご覧いただきながらご説明したいと思います。
①の写真では、グリップエンドがフリーな状態になっています。
この状態で強いテイクバックを意識した際、手首が回転してしまいます。
これは、ロッドがルアーを追いかけてしまう状態です。
②の写真では手首が回転してしまった状態を表しています。
ロッドティップは左後方に移動していますが、ロッドが十分に曲がっていません。
それを防いで小さな動作でパワーを溜めるコツを掴むための練習として有効なのが次の写真になります。
③の写真では、グリップエンドが腕に当たる構えになっています。
このように持つと、手首は回転できません。
テイクバック開始のゼロ位置は、エンドと腕の間に指一本分の隙間があれば十分です。
その隙間を潰すだけのテイクバックを行った時、ロッドは一定以上振り込まれません。
④の写真のように、ロッドがルアーを追わない事。
また、エンドが腕に当たった時のインパクトによってロッドにパワーが溜まります。
これを意識してテイクバックでロッドにパワーを溜めることが出来れば、シュートの時に振りに行く必要は全くありません!
このフォームによる練習方法は、二つの感覚をつかむためのものです。
一つはすでにご説明した、パワーが溜まる感覚。
もう一つはテイクバックからフォローに移るタイミング。エンドが腕の内側にぶつかって跳ね返るタイミングがそれになります。
この二つを掴んでいただければ、どんなフォームでも適切なテイクバックが行えるようになると思います。
写真の撮影をしてくれたテスター小川も僕自身も、普段は手首がフリーな状態でキャスティングを行いっています。
キープキャストでの「ピン打ちマスター」では、皆さんにどんどん的に当てていただいて、ピンを打ち抜く快感と景品をお持ち帰りいただきたいと思います!
FishingShowOSAKA2017
Angler:Takuo Sato
Rod:Beams sierra5.2UL