『サーフでも使えるベイトロッド』
ではなく、
『サーフ用のベイトロッド』
があればなぁ〜・・・
そう考えていた昨年の秋、
タイミング良くBRIST MARINO 10.6MHのプロトが届いた。
自分が求めていた要素の半分は詰まっていた。
秋〜冬の座布団ヒラメ狙い。
この時季は狙える魚もデカい。
風も強く、ちょっとしたことで海がうねってしまいやすい。
そんな中で少し重め・大きめのルアーを風に負けずにキャストし、大型のヒラメを掛けてもパワー負けしない。秋のシーズンに座布団クラスをストイックに追い求めるというなら、アリだ。
しかし、1年を通して連れるヒラメやマゴチは50cmクラスまでのサイズが多く、そのサイズを相手にするには間違いなくオーバースペックだ。
自分が重要視した点は
・当然だがサーフで必要な飛距離が稼げる。
・プラグ・ワーム問わず14g〜40g辺りまで扱える懐の広さ。
・サーフで必要な感度を持たせたシャープなロッドであること。
・2号以下のPEも扱いやすいパワー設定。
・振り抜きが良い太過ぎないブランクス。
・一日中サーフを歩きながらキャスト・ルアー操作をしても疲れにくいバランス。
・小型中型のバイトも取れて、尚且つ座布団クラスが来ても負けないパワー。
だがしかし、その時点でFishmanのラインナップにはこれらを満たしたスペックのロッドがなかった。
そんなモヤモヤしていた気持ちを、4月のイベント後の打ち上げの時にケンさんにブチまけた。
『OKわかった。必要性は俺も薄々感じていたから、考えとく。』
正直この時は
『例えダメもとでも、何度でもケンさんに強く訴えていこう!』
と思っていたのですが、後日すぐにケンさんから
『やるぞ、例のサーフ用のプロト。どういったロッドにしたいのか一度設計図を書いて送ってくれ』
と連絡が入ってビックリ(笑)
急いで設計図を書いて送った。
それかしばらく経ったある日、1stプロトが届いた。
今年はBeams CRAWLA 9.2L+を片手にシーバスを追いかけることに熱中してしまっていたのもあり、最近までテストをサボってしまっていた(笑)
だがこれじゃイカン、と思い地元のサーフを彷徨い歩いてきました。
地形はイマイチ、ベイトもお留守。
従って、フラットもお留守気味。
仕方ないのでこの時季サーフでシーバスが狙えるポイントへ。
先発ルアーはMegabass・マリンギャング140F。
ものすごい勢いでマリンギャングがカッ飛んで行く。
遠浅な地形なので底を擦らない程度のスピードでリトリーブすると、すぐにヒット!
複雑に絡み合う流れの中で必死に抵抗するシーバス。
波打ち際のエラ洗いは緊迫感MAX。
外掛かりでいつバレてもおかしくなかったが、このロッドのベースはCRAWLAだ。
パワーだけではなく、CRAWLA譲りのしなやかさも持ち合わせているため、魚の引きにしっかりと追従するためバラすことなく取り込めた。
よし!いいサイズのシーバスだ!
地元サーフも間もなくヒラメの本格シーズンが開幕しそうな雰囲気。
涸沼シーバスもハイシーズンを迎えるため、並行してテストするのは多忙を極めそうではありますが、全国から期待の声を多く頂いているので、しっかりとテストしていこうと思います。
楽しみにお待ち頂いている全国の皆さん、
首を長く長〜〜〜くして楽しみにお待ち下さい!(^_-)-☆
【タックル】
Fishman BRIST10.1M(prototype)
DAIWA ジリオンTW1516SH
山豊テグス レジンシェラー1.5号
山豊テグス フロロショックリーダー6号
Megabass マリンギャング140F
fimo fimoフックMH 4番
DRESS グラスパーH
Ibaraki Japan
Sea bass
Rod:BRIST 10.1M(prototype)
Angler:Takafumi Suzuki