こんにちは、高知テスターの高木です。
今回は現在Fishmanで開発中のプロト、8ftxxhのお話です。
このロッドへの着想は、長尺のBRIST comodo6.10xhを作れないか。と言うところからでした。
comodo610xhは、6.10ftというレングスながらも強靭なバット部分を曲げる事で、ビッグベイトをミノーの様な感覚で簡単にキャスト出来ると言う魔法のようなロッドです。
そのレングスからは考えられない飛距離を出してくれるのですが、高知県のようにオープンウォーターや幅の広い河川の明暗部での釣りが多いフィールドでは、遠くに投げたビッグベイトの操作性を上げる為に「もう少し長さが欲しい!」と言うシチュエーションが存在します。
comodo610xhの優れたキャスト能力を引き継ぎながら、更にロングレングス化する事でもっともっと狙える魚がいるのでは無いか!
そんなワガママを叶えるのが8ftxxhです!
このロッドを開発する上で拘っている点は、大型ルアーのキャストのしやすさ。
昨今流行りのビッグベイト。
初めてみたいけど100gを超えるルアーを不慣れな方がキャストするのはなかなか難しい…。
バックラした挙句、キャスト切れで高価なルアーを無くしてしまってはショックも大きいでしょう。
今あるビッグベイトロッドの殆どがアクションの付けやすさを優先しており、バッドが硬くて曲がらないロッドばかり。
硬いロッドはルアーのウェイトを乗せにくく、リリースポイントが狭い為キャストが難しいうえ、飛距離も出しにくい。
ルアー操作はバッチリこなせ、ハリを備えながらキャストに必要なしなやかな曲がりを共存させる。
こんな無理難題を叶えるのがFishman!!
しかもこの曲がると言う特性は、超がつくほどの大型魚相手でも釣り人に掛かる負担を和らげてくれ、ハイドラグでやり取りしてものされない。
先日、この8ftxxhプロトで今年の目標としていた120overのアカメをキャッチしました!!
最干間際、ディープウェーディングをしてのフルキャスト先。
ルアー操作も難しく、やり取りにおいても足場が不安定という難しいシチュエーションで出せた一本。
このロッドだから獲れる魚がいると確信しました!
まだまだテスト段階ではありますが、日常使いから遠征まで、夢を追うアングラーの心強い味方となるようなロッドに仕上げていきますので、乞うご期待!!
【タックルデータ】
ロッド:8ftxxh プロト
リール:シマノ カルカッタコンクエスト
ライン:Shimano パワープロ 6号
リーダー:varivas オーシャンレコード100lb
ルアー:DRT クラッシュ9、babyface_japan bb180mss
フィールド:高知
魚種:アカメ
アングラー:髙木響